[クロスビート取材こぼれ話] ジェット
ジェットのフロントマン、ニック・セスターへのインタビューは、メンバーの休養明け一発目となった新木場スタジオコースト公演の本番直前に敢行。ドラマーで弟のクリスが快活キャラなのと対照的に、オフ・ステージのニックはムーディだ。テンション低めにしゃべり始めて段々エンジンがかかってくるタイプだが、この日は終わって間もないグリーン・デイとのツアーがよほど楽しかったのか、インタビュー前半から口滑らか。互いに男性ストリッパーを送り込み合って盛り上がったという「笑いのセンス合戦」を嬉々として語っていた。
しかし話がグリーン・デイの音楽性に及ぶと「みんな彼らの大作指向についてばかり語るけど、本当に凄いのは「ノウ・ユア・エナミー」」と、3分ポップの達人、ビリー・ジョーのシンプリシティを激賞。ニックもビリーも60'sビート・バンドのマニアとあって、感性の通じるところがあるのだろう。リラックスしてきた後半にはニックのルーツであるシンガー・ソングライター、キャット・スティーヴンスの話をひとしきり。レコードの話になったら止まらない、根っからのミュージック・ラヴァーなのだ。
最近はバンクーバー・オリンピックのメダル授与式でライヴを披露して話題になったばかりのジェット。上記取材の模様はクロスビート3月号に掲載、4月号ではニックのサイン色紙をプレゼント中なので、是非ご一読を!
◆クロスビート最新号(オフィシャルサイト)
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