ブラー、4人そろってドキュメンタリーのプレミアに出席

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先週木曜日(1月14日)、ロンドンでブラーのドキュメンタリー映画『No Distance Left To Run』のプレミアが開かれ、デーモン・アルバーン(Vo)、グレアム・コクソン(G)、アレックス・ジェームス(B)、デイヴ・ロウントゥリー(Dr)のメンバー全員がそろって姿を見せた。

残念ながら舞台挨拶はなかったものの、公けの場で4人が顔をそろえたのは、2009年の夏に行なわれた一連のリユニオン公演以来となる。

気になる内容のほうだが、そのリユニオン・パフォーマンスをとらえたライヴ映画というより、4人のインタヴューをフィーチャーしバンドの全軌跡をたどった“ブラー史伝”といった趣き。ファンならその歴史は熟知、いまさらおさらいする必要なんてないと思うかもしれないが、4人の出会いに始まり、バンド結成やツアーでのハチャメチャぶり、オアシスとの対決、グレアム脱退、そして和解など、彼らの口から直に飛び出すストーリーは興味深いものばかり。その率直な発言やミョーな間に、会場からは何度も笑いが上がった。

編集も小気味よく、リユニオン公演に過去の映像、今昔のインタヴューをうまく組み合わせ、この手のドキュメンタリーでは逸品の出来となっている。

このような作品が作られたということは、とりあえずブラーの活動に終止符が打たれたのかもしれない。あらためて愛すべき4人の素顔に触れることができただけに残念ではあるが、彼ららしいスマートな幕引きだ。

ファン必見の『No Distance Left To Run』は、日本では1月23~25日の3日間限定で公開される。

上映館:東京/新宿バルト9、大阪/梅田ブルク7
チケット:CNプレイガイド
前売り券:12月29日より発売 一律2,200円(限定数の販売)
劇場窓口販売:各上映日2日前より発売 一律2,500円

Ako Suzuki, London
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