ヴァン・ヘイレンやリンキン・パーク御用達、Ultimate Earsの新型イヤフォン

このUltimate Earsという会社、今はロジクール(Logitech International S.A.)の一部門となっているが、元々はヴァン・ヘイレンのサウンドエンジニア、ジェリー・ハービーによって設立された。90年代に彼がヴァン・ヘイレンのモニター・エンジニアとしてツアーに同行している際、ドラマーのアレックス・ヴァン・ヘイレンから耳を傷めるウェッジ・モニター(ステージ上に置かれているモニタースピーカー。大音量でないと音の細部が聴こえないため、耳を傷めることがある)に代わる物はないか強く頼まれ、モニター・エンジニアリングの経験をいかしたカスタムイヤーモニターを開発したことから会社の歴史は始まっている。
その後、プロ用のカスタムイヤーモニターを10年にわたって供給し続け、業界80%のシェアを誇っている。ヴァン・ヘイレンはもちろん、エアロスミス、ローリング・ストーンズ、メタリカ、ガンズ・アンド・ローゼズ、マルーン5、マイ・ケミカル・ロマンスなど、多くのアーティストの「イヤモニ」としてステージを支えているのがこのUltimate Earsだ。

さて、そんなUltimate Earsの「SuperFi 5」「SuperFi 4」は、プロミュージシャン用に設計されたUltimate Earsのインイヤー型モニターに使用されたテクノロジーを惜しみなく投入し開発された、iPodなどのポータブル音楽プレイヤーのユーザー向けイヤフォン。
「SuperFi 5」は、ワイドレンジに対応した「トップファイア型シングルアーマチュアドライバー」を採用。15Hz~15kHzの再生周波数帯域と音圧レベル(SPL)115dBを実現し、厚い低音を必要とするヒップホップから、幅広い音域と繊細な表現力を求めるジャズ、クラシックにいたるまで原音に忠実な再生が行なえる。

SuperFi 4は、SuperFi 5と比べて、よりカジュアルなユーザーをターゲットにして開発された「シングル・バランスド・アーマチュア型ドライバー」を採用したイヤフォン。輪郭のはっきりした低音域を特徴とし、クリアで繊細な中高音域の再生が可能だ。
また、両製品とも「iPhone」や「BlackBerry」といったスマートフォンを使っているユーザー向けに、マイクを内蔵しハンズフリーに対応した「SuperFi 5vi」、「SuperFi 4vi」も用意。これらのモデルのケーブルにはマルチファンクションボタンが搭載され、電話の受話/終話、音楽の再生一時停止の操作を行なうこともできる。
価格はすべてオープンプライスで、ロジクールオンラインストアでは「SF5」が22,800円、「SF5V」が24,800円、「SF4」が17,800円、「SF4V」が19,800円での販売が予定されている。

何より、憧れのあのバンド、あのミュージシャンが指名した音を手にできるという点を考えると、今すぐにでも買ってしまいそうな勢いだ。
◆ロジクール
◆Ultimate Earsを利用しているアーティスト、セレブ(Ultimate Ears.com)
この記事の関連情報
ガンズ・アンド・ローゼズ秘話満載のトーク・イベント開催
リンキン・パーク、12年ぶり来日公演が決定
エアロスミスのピンズカプセルトイ、『THE ARTIST COLLECTION』の第4弾として登場
リンキン・パーク、新曲「Heavy Is The Crown」が「リーグ・オブ・レジェンド」Worlds 2024 アンセムに決定
リンキン・パークのギタリスト、ブラッド・デルソン、ツアーには不参加
リンキン・パーク、本格再始動
メタリカのジェイムズ・ヘットフィールド「俳優業にのめり込んでいるわけではない」
リジー・ヘイル、リンキン・パークの「Crawling」のカヴァー公開でファン期待
リンキン・パーク「9月5日、あることに参加して」