オアシスのノエル、若者の犯罪増加を懸念

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オアシスのノエル・ギャラガーが、少年犯罪が増加、凶悪化していることに対し危機感をつのらせている。英国では最近、若者の間でナイフを使用した殺人事件が急激に増加中。ロンドンだけで、今年にはいり18人のティーンエイジャーが殺害されている。

BBCニュースによると、ノエルはこう話したという。「ストリートは、哀れなアホどもに占領されてる。俺らが若いときは、何者かになるっていうのがステータスだった。わかるだろ、殺人者になることじゃない」

「2週間ほど前、リバプールに1週間いたんだが、そこでもニュースで取り上げられてた。毎晩だ。カメロン(保守党党首)やゴードン・ブラウン(英首相)が、どう対処しようとしているのかは知らねえ。でも、この間、ナイフと暴力のドキュメンタリー見てて、若い奴が痛いコメントしてたよ。“人生にはもっといいことがあるんじゃないのかい?”って訊かれて、そいつは“ああ、多分。でも俺は知らない”ってな」

子供を持つノエル自身、人ごとではない。暴力がはびこる今の世の中での子育てを懸念し、2番目の子供の母親でもあるガールフレンドとナイフ犯罪について話し合うこともあるという。「暴力的なビデオ・ゲームが原因だって言われてるだろ。俺も、何か関係はあると思ってる。大麻吸いながら一晩中起きててみろ、その上そんなビデオでもやってたら犯罪に対して鈍感になるだろうよ。本当に本当に恐ろしい」

オアシスは、若者へのミュージック療法を施すチャリティ団体Nordoff-Robbinsが主催するSilver Clefアワーズを受賞。上記のコメントはその授賞式で行なわれたインタヴュー時になされた。

Ako Suzuki, London
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