2008年はホイットニー・ヒューストン復活?

その上でまずは軽いご挨拶代わりに…といってもパンチ力絶大のベスト・アルバムがリリースとなる。3月26日に発売決定となった究極のベスト『アルティメイト・ホイットニー』は、なんと全18曲中10曲が全米シングル・チャートNo.1という内容。こんなベスト、普通出せません。ありえません。
80~90年代を代表する世界的女性シンガーとして知られる彼女だが、私生活ではスキャンダルに悩まされる時期もあったのはご存知の通り。夫ボビー・ブラウンとの諸問題はBARKSでもニュースで報じてきたとおりだ。しかし、そんなホイットニーを決して見捨てなかったのが育ての親であり、現RCAミュージック・グループのチェアマン&CEOとして活躍する伝説の音楽プロデューサー、クライヴ・デイヴィスだった。
彼女の才能をいち早く見出し、育て、そして今回の完全復活にむけて影でホイットニーを支え続けたひとりでもあり、人生そしてステージでの再出発を志す彼女が一番最初に会いにいった人物もクライヴだったのである。クライヴ無くしてホイットニーの世界的成功は無く、「ホイットニーとの出会い無くしてクライヴのキャリアも無かった」と言われるほど、ふたりの繋がりは強く運命的なものだ。
先日2008年2月9日、グラミー賞授賞式を直前に控えたLAにて行なわれたクライヴ主催による毎年恒例の超豪華パーティー<クライヴ・デイヴィス・プレ・グラミー・パーティー>には、ジャネット、ファーギー、アリシア・キーズ、アッシャー、リアーナ、リンジー・ローハンなど大物スターが一堂に集結、クライヴが新たに手がける超大型女性新人、レオナ・ルイスのお披露目ライヴなどが話題をさらう一方で、華やかなレッド・カーペットに現れたクライヴ自らがエスコートした女性は他の誰でもなくホイットニー。
黄金期の輝きを彷彿とさせる圧倒的な美しさをまとったホイットニーの派手な登場に報道陣が殺到し、レッド・カーペットは一時騒然。「新作はレコーディング中よ、もうすぐだから楽しみにしてね」とニッコリ、「制作陣は?」との質問には「答えられないわ」と交わすシーンも。そして「今日ここへ来たのはクライヴに会うためこそ、何もかも彼のお陰です」と改めて感謝を表明。
また『アルティメイト・ホイットニー』のリリースにあたっては「デビュー以来私を応援してくれる日本のファンにコンサートで再会する日を楽しみにしています」とコメント、ライヴ活動の再開にも意欲を見せている。
正に復活の年となる2008年、今年は、とんでもない女性シンガーの当たり年となりそうだ。
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