陰陽座、長ーい万国ツアーがついに終了

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陰陽座が5月から開始し、全都道府県を廻った全国ツアーがついに完結した。その間にはドイツ、フランスでのヨーロッパ公演も含むという、怒涛のツアーだった。BARKSのニュースで、それをずっと追いかけてきたわけだが、すべての日程を終え、今回が最終回となっってしまった。

どこへ行っても陰陽座のテンションは変わらない。その模様は、瞬火のメッセージから熱く伝わってきたと思う。といっても、陰陽座はこれからも未来永劫続いていくバンド。来年も、今年以上に熱き魂のロックを聞かせてくれることだろう。

では、今年を締めくくる瞬火からのメッセージをどうぞ!


皆さんごきげんよう、陰陽座の瞬火です。約半年間という長期間に渡って敢行された我々陰陽座の万国ツアー<生きることとみつけたり!!>ですが、先日ついに千秋楽を無事に終えることができました。こういう表現も月並みかもしれませんが、メンバー・スタッフ一同が、もう何年間もずっとツアーをしていたような、それでいてついこの間始まったばかりのツアーだったような、長いようで短い夢が醒めた後のような不思議な感覚を覚えました。全公演・全行程が“最高!”だったという点では確かに“夢のような”という表現が当たりますが、ファンの皆さんとぶつけ合った燃えたぎる魂の感触(むしろ食感)が確かに残っているので、夢ではなかったのだと確信している今日この頃です。

それにしても今回のツアーは<万国ツアー>と銘打っただけあって、日本の全都道府県だけに飽きたらず、欧州のフランスとドイツにまで足を伸ばすことができましたが、何しろ痛感したのは“日本中、そして世界中どこへ行っても陰陽座ファンの皆の魂は美味い!!”ということです。少なくとも、もう日本の都道府県で行っていないところはないわけなので断言させてもらいますが、日本の都道府県はすべて“最高!”です。そして欧州の2公演にも欧州各国からファンの人がかけつけてくれていたみたいなのでこれも断言しますが、欧州の魂もやっぱり“最高!”です。

そして今回とても印象深かったのが、どの街に行ったときも(欧州でも)、ライヴのステージや会場の出入りのときや公演後にいただいたメールやお手紙の中などで“僕の(私の)街に来てくれてありがとう”という言葉を沢山もらったことです。僕たちからしてみれば、むしろ陰陽座のライヴに足を運んでくれてありがとう! ということになるのですが、全都道府県を回るということもあってか、“地元で観られるのが嬉しい”という声が多く、それに対する感謝の言葉が本当に胸に残りました。同時に、陰陽座の魂が燃えているのはもちろんのこと、こういう暖かい言葉や気持ちを投げかけてくれるファンの皆さんが来てくれて、その魂が共鳴しあうからこそ、今回のようなツアーが実現したのだなと改めて思うことができました。

一つのロックバンドが全都道府県をツアーして回るということは、誰もが望むことのようでいて、いざ実行しようとするとなかなか実現するものではありません。ファンが望む、バンドが望む、またレーベルや所属事務所が望む、そのどれか一つが伴わなければ絶対に実現しませんし、そのすべてが同じベクトル、同じテンションで響きあうことがとても確率が低いであろうことは、全都道府県を一つのツアーで回るということをやるバンドがそう多くないことを考えても想像に難くないことです。そんな素敵なことが実現したのは、本当にファンの皆さん、そして関係者の皆さん、すべての皆さんのおかげです。本当に本当に、ありがとうございました!!

ツアー<生きることとみつけたり!!>を追ったこのレポートは今回で終了です。長期間、拙文にお付き合いくださった皆さん、どうもありがとうございました。今後の陰陽座ですが、今回のツアーで得た掛け替えのない糧を無駄にせず、来るべき新たな作品の制作に突入したいと思っています。ツアーに明け暮れていたせいで、これまでより少し間が空いてしまったので、僕たち自身がもう我慢しきれなくなってきています。溜まりに溜まった創作意欲によって魂のこもった熱い作品をお届けしますので、どうぞご期待ください!!

●陰陽座オフィシャルサイト
http://www.onmyo-za.net/
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