オアシスのムービー試写会、ノエルの爆笑トーク・ショー

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11月15日に初のベスト・アルバム『ストップ・ザ・クロックス』をリリースした、オアシス。リリース当日にはLIQUID ROOM EBISUにてシークレット・ギグが行なわれ、ノエルが歴史に残る名演を見せてくれた。(https://www.barks.jp/news/?id=1000028176)そして翌日の16日、前回のワールド・ツアー<Don't Believe The Truth 2005/6>のドキュメンタリー映像を収めた、オアシス初のロード・ムービーの試写会がSHIBUYA-AXにて行なわれた。

約1時間30分弱にわたるこの映画は、本ツアーのステージ上から楽屋にまでわたりメンバーを追っかけ、ありのままの“素顔のオアシス”が収められている。だが“素顔”と言っても、彼らの場合はみなさんも察しているとおり何ひとつ変わらず、我らが知っているギャラガー兄弟がそこにいるだけだ。だが、それが面白い。

リアムのインタヴュアーへの“?”な発言や、それぞれのインタヴューで互いの悪口を言っているギャラガー兄弟、そしてなんと噂の兄弟ゲンカも実際に映像で見ることができるのだ! リアムはテーブルを叩いてぶち切れだぞ。そんな噂に聞く出来事が次々と映像で観られるという、ファンにはたまらない映画だが、残念ながら今のところ公開やDVD化の予定はない。

そして上映後にはついにノエル兄貴がステージに登場! 司会者に「リアムはこんなことをやっていたのか、というシーンはありましたか?」との問いには、「アイツは恐ろしいヤツだよ」と言いつつも「長年一緒にいて分かり合っているから、特に驚くシーンはなかったな。まあ、でもアイツのサングラスはいきすぎだな。」とコメント。(※リアムはほとんどのシーンでサングラスを着用。しかも個性的なサングラスを無数に所持していた。)

そんな司会者とのトークが終わると、上映前に<教えて!兄貴!>と題して会場に来たファンから募集したノエルへの質問をいざぶつけてみることに。ファンからの質問とあって、バラエティ豊かなオモシロ質問が出揃った。


Q.自分とリアムは似ていると思いますか?
A.似てないと思われがちだけど、実は似てるところがたくさんあるんだよ。性格もそうだし、音楽とか服の好みも、人生観も似てるよ。まあ、サングラスの趣味は俺の方がいいけどな。

Q.メンバー内での流行りの言葉は?
A.結局“Fuck”だよ。

Q.リアムに言えないことはありますか?
A.いっぱいありすぎるよ! アイツは“ダメだ”とか批判されるのが苦手なんだ。だからレコーディングなんかで歌い直しさせるのは大変だし、ほんと気を使うよ。ロード・ムービーの最初の方で、アイツはショート・パンツをはいてただろ? “大人の男ははかねーだろー”って言ってやりたかったんだけど、結局言わなかったよ。

Q.シャンプーは何を使ってるの?
A.(爆笑)えーと、白いボトルに入ってて…うーん…名前は覚えてないよ(笑)。

Q.お気に入りの朝食のメニューは?
A.うーん??…ギネス・ビール(笑)。でも今朝の朝食は、フルーツとシリアルと紅茶だ。朝食は大事だからな。

Q.その髪型にしたい時、美容師には何て伝えてるんですか?
A.(爆笑)写真を持っていくのが一番いいんじゃないか? 俺はそうしてるよ。

Q.リアムが兄弟じゃなかったら、一緒にバンドをやっていますか?
A.やってないよ。(キッパリ)あいつはキチ○イだ、手に負えないよ。

あり得ないほどファンとノエルが密接したトーク・ショーは大盛り上がりに。質問が選ばれノエルに「ハイ」と声を掛けられたファンが“もう失神寸前”というほど興奮すると、“落ち着けよ”とジェスチャーで伝えるなど、とてもフレンドリーなやり取りが続いた。当初予定していた質問数を迎えて司会者が打ち切ろうとすると、ノエル自らが質問の入ったボックスに手を伸ばし、さらに質問をピック・アップ。ファンを大切にするノエルの姿勢がヒシヒシと伝わる時間となった。

質問コーナーを終えると、ノエルが1人で「ドント・ゴー・アウェイ」「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」をアコースティック・ヴァージョンでプレイ。あまりに贅沢でプレミアなその空間に、会場中のオーディエンスが酔いしれた。そして割れんばかりの拍手と歓声が贈られる中、ノエルはステージを後にした。

最後には、オアシス・グッズの抽選会が行なわれてイベント終了。ムービーにトーク・ショー、質問コーナーにアコースティック・ライヴと、約2時間30分にわたる“夢のオアシスずくし”のイベントは大興奮のうち幕を閉じた。
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