最新全米チャート:カントリーが躍進

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昨年11月にCMA Awardの大賞ともいえる最優秀エンターテイメント賞を獲得したカントリー界のパワフルシンガー、ケニー・チェズニーがメインストリームに躍り出た。

Billboard.comによると、最新のビルボード200アルバムズ・チャートで、彼の『Be As You Are: Songs from an Old Blue Chair』が31万1,000枚を売り上げて初登場1位に輝いた。バージン諸島に滞在した経験からインスパイアされた同アルバムは、トロピカルな島をテーマにした楽曲を収録。真冬の北米で暮らすファンの心を捉え、彼にとって『No Shoes, No Shirt, No Problems』('02年)、『When the Sun Goes Down』('04年)に続く3枚目のNo.1アルバムとなった。
チェズニーは4月11日に故郷のテネシー州ナッシュヴィルで開催されるCMT Music Awardsでパフォーマンスすることが決まった。

2位が前週、初登場1位を獲得したドクター・ドレー、50セントらがバックアップするヒップホップ界の新鋭、ザ・ゲームのデビューアルバム『The Documentary』(日本盤2月9日発売予定 ユニバーサル インターナショナル)。セールス枚数を集計するニールセン・サウンドスキャン社によれば、売り上げは26万5,000枚だった。3位がリアン・ライムスの新作『This Woman』で、10万1,000枚を売り上げた。日本盤は2月23日にリリースされる予定だ(コロムビアミュージックエンタテインメン)。

4位が世界的なビッグヒットとなったグリーン・デイのニューアルバム『American Idiot』。オープニングにシュガーカルトを従えた彼らのジャパン・ツアーが3月17日、大阪城ホールからスタートする。5位がエミネムの『Encore』。ビルボードが先日伝えたところによれば、50セント、リンキン・パークとのジョイントツアーが計画されているらしい。

チャート後半は、カニエ・ウェストが手がけるジョン・レジェンドの1stアルバム『Get Lifted』が6位。続いて7位がリル・ジョン&ザ・イースト・サイド・ボーイズの『Crunk Juice』、そして8位がケリー・クラークソンの2ndアルバム『Breakaway』となっている。彼女が初代覇者となった米超人気アイドル発掘番組『American Idol』第4シーズンが1月にスタートした。

チャート終盤は9位がアッシャーの『Confessions』。チャート在位45週目を迎える。締めくくりの10位が、コナー・オバースト率いるブライト・アイズの最新作『I'm Wide Awake, It's Morning』だった。3月18日・20日に東京・大阪で日本公演が予定されている。

T.Kimura
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