いつまでも色褪せないロックの名曲を手に入れよう AORのすべてVol.1
世代を問わず、誰もが今でも楽しめる名盤、名曲は、'70年代後半から'80年代にかけて数多く登場する。
ロックがポップスやジャズ、ファンクなどさまざまな音楽と融合し、
大人の鑑賞にも堪えうるクオリティの高い作品が次々に送り出されるようになったのだ。
とくに顕著なのは、'80年前後に一大ブームとなったAORだ。
AORには都会的でおしゃれなイメージがあるが、ボサノバやジャズを取り入れた軽いタッチのものから、
ブルースやソウルをベースにした泥臭いもの、さらにはハードロックまでさまざまなジャンルが含まれる。
共通するのは、緻密なスタジオ作業で入念に練り上げられたサウンド、メロディを大切にした歌のよさ、
そしてアルバムとしての完成度の高さだ。
今回紹介する40枚のアルバムも、今もって聴き応え十分な名盤ばかりだ。
ちなみにAORとはアダルト・オリエンテッド・ロック、つまり大人向けのロックの略称だというのが一般的だが、
実はご当地アメリカではAORといえば“アルバム”・オリエンテッド・ロックのこと。
シングル狙いのアイドルではなく、アルバム単位でじっくり聴かせるアーティストの音楽がAORなのだ。
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