8trレコーダー搭載、電池駆動可能、ライブから曲づくりまでOKな61鍵シンセ「JUNO-Gi」

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ローランドは、多彩な音色や8トラックのレコーダー搭載で、ライブ演奏から本格的な曲づくりまで幅広く活躍する、軽量コンパクトな電池駆動対応の61鍵シンセサイザー「JUNO-Gi」を、9月10より発売する。

ローランドの「JUNOシリーズ」は、いい音/軽量/簡単操作をコンセプトにしたシンセサイザーで、中高校生から40~50代まで、幅広い層のユーザーに好評のシリーズ。ニューモデルの「JUNO-Gi」は、最新のサウンドを搭載しライブ演奏をよりパワフルに行えることに重点を置き、さらに、より簡単に曲づくりできることにも着眼した製品だ。いい音で手軽に自分たちの音楽をオーディオで録音し、仲間と共有しながら曲づくりを楽しめるので、バンドで演奏する人に最適なシンセサイザーとなっている。

バンドのライブで即戦力となる1,300種類以上のサウンドを「ライブ・セット」として搭載。88鍵ステレオ・マルチ・サンプリング・ピアノやエレクトリック・ピアノ、オルガン、ストリングス、シンセサイザーなどを最大4音色重ねられ、重厚なサウンドで演奏を楽しめる。さらに鍵盤を分割して異なる音色を演奏する「スプリット」、自動で分散和音を演奏する「アルペジエーター」を駆使して制作された「スペシャル・ライブ・セット」も新しく収録。分厚く複雑に絡み合うサウンドで、ライブのオープニングなどドラマティックな演出が可能だ。これらはすべて、パネル上のボタン一つで呼び出し可能なので、ライブ演奏中でも瞬時に目的のサウンドへ切り替えられるようになっている。同時発音数は128音。

ライブだけでなく、自宅・スタジオでの曲づくりにも心強いのが「JUNO-Gi」の各種機能の存在だ。最大の特徴である8トラック・レコーダーはバンド・メンバーの演奏まで録音可能。マルチ・トラック録音ができ、しかもリズム・トラック付きなので、この一台があればリハーサルで気軽に曲づくりが可能だ。記録媒体はSDカード、パッケージには2GBのカードが付属する。32GBのSDHCカード使用で最大192時間の長時間記録にも対応する。

また、ギター・エフェクトでプロからも高い定評のあるBOSS「GT-10」クラスのインサート・エフェクトを本体に搭載。ギターやマイクなどを本体に直接ケーブルでつなぎ、ギターやボーカルの音に直接エフェクトをかけて、本格的な音づくりとレコーディングを楽しめる。これらエフェクトは、ギター用、マイク用、ライン用の3バンクのインサート・エフェクト、マスタリング・ツール・キット、リバーブとなかなか充実している。

本体重量を従来機種より500g軽量化、自宅から練習スタジオやライブ・ハウスへの可搬性を向上させているのもバンドマンにはうれしいところ。5.7kgの軽量コンパクト・ボディと電池駆動対応(単3形充電式ニッケル水素電池8本で最大約3時間)で、ストリートなど電源確保の難しい屋外などでも活躍する。

このほか、PCとの連携にも威力を発揮する。USBコンピューター端子を装備。USB MIDI/AUDIOに対応しているので、DAWソフトと組み合わせたPCでの音楽制作にもバッチリ。また、「Cakewalk Production Plus Pack」を同梱。CakewalkのフラッグシップDAWソフト「SONAR 8.5」をベースにした「SONAR LE」をはじめ、多彩なサウンドを内蔵したソフト・シンセ「Cakewalk Sound Center」、リアルなドラム・サウンドによるリズム作成が行える「Studio Instruments Drums」、複雑な音色エディットもできる「Rapture LE」など、さまざまなアプリケーション/プラグイン・ソフトとJUNO-Giを組み合わせて本格的な音楽制作も可能だ。

◆JUNO-Gi
価格:オープン
発売日:2010年9月10日

◆JUNO-Gi 製品詳細ページ
◆ローランド
◆ローランドからシンセ、デジタルピアノ、ギターアンプ&エフェクターなどを全世界同時発表
◆BARKS 楽器チャンネル
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