タイナカサチ、両A面シングル「Lipstick/一番星」インタビュー
タイナカ:そういうこと、すごく考えるんですよねぇ。形あるものが無くなることは理解できるけど、魂や心という形なきものが何処に行くのかが、まだ私にはわからない。でも、形あるものがすべて無くなり記憶さえ無くしたとしても、今抱いてる夢や大事な人との関係は決して儚いものなんかではない。そう言いたくて、この曲を歌ってるんです……って、重いですよね(苦笑)。
タイナカ:良かった(笑)。例えば、一生懸命準備してきたライヴが成功したら達成感はあるけれど、“寂しい、もっとやってたい”っていう気持ちもある。それは恋愛でも、もっと大きく言ってしまえば命でも一緒ですよね。ずっと生きていきたいのに終わりに向かって歩いてる、やっぱりそれは矛盾だなぁと。
タイナカ:ありがとうございます! アレンジも最高だし、嬉しいことにライヴでの評判もいいんですよ。私、曲作るときって、ホントに悩むんですね。もう、自分で自分が嫌になるくらいグチグチ考えては、“絶対才能ないわ!”って自己嫌悪に陥る。その分、“良かった”って言っていただけると、すごく嬉しいんです。
タイナカ:あ、そうだった(笑)。輝いて、苦しんで……その繰り返しなんだから苦しくても大丈夫、っていう希望もココには込めてるんですよ。
タイナカ:まぁ、誰だって“今日”が人生で一番若いですからね。思い立ったとき、一番若いときに“恋心歌っとけ!”みたいな(笑)。そんな恋したい盛りのキャピキャピした自分も、命について考える自分も遠慮なく両方表現できたので、私的にはアルバムと同じくらい内容の詰まったシングルになりました。
タイナカ:音楽活動を続けていく中で、いろんなことからドンドン影響も受けるし、やりたいことも自然と増えてくるんですよね。だから、これからは何事も恐れないでチャレンジして、芯の部分を成長させながら新しい自分を見つけていきたいです。その気持ちはCDでも一生懸命届けてますけど、きっとライヴに来ていただけたら、もっとストレートに伝わると思うんですよ。来年3月には東名阪ワンマン・ツアーも決まりましたし、歌手として、もっともっと名前も知ってもらわないといけない今は、インストア・ライヴのような出会いの場も欠かせないものだから、できるだけ増やしていきたいと思ってます。ホント、一人でも多くの人に私の歌を聴いていただきたいので、ぜひライヴ会場に遊びにいらしてください!
この記事の関連情報
タイナカ彩智、3年ぶりアルバム『呼空』本日発売
【ライヴレポート】タイナカ彩智、集大成と呼ぶにふさわしいツアーファイナルを経てネクストステージへ
表記改名から2年、ネクスト・ステージへ羽ばたくタイナカ彩智の重大出来事ベスト5とは?
タイナカ彩智、Rie fu、園田涼(fromソノダバンド)、80年代生まれの3人が織りなす自立した音たち
結婚願望が芽生えた? タイナカ彩智、ラブソング満載のアルバム完成
タイナカ彩智「切ない思い出とかもひっくるめて愛おしい」
西川貴教発起のチャリティ・プロジェクト、ニコニコ募金で3,047,000円の反響
タイナカ彩智、名前の表記を新たに高純度な傑作アルバムが完成
【タイナカサチの「& SACHI」】第6回ゲスト:たむらぱん、まきちゃんぐ