NYにて『ヒップホップの殿堂』設立が計画中

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今年11月、NYにて『Hip-Hop Hall of Fame 』(ヒップホップの殿堂)の設立が計画中であると、Billboard.comが報じている。

この『Hip-Hop Hall of Fame』設立の中心になっているのが、ヒップホップに功績のあった人を称える祭典『Hip-Hop Hall of Fame Awards』の創設者/エグゼクティブ・プロデューサーのジェイムス"J.T."トンプソン氏とオールドスクール・ラッパーのグランドマスター・カズの二人で、グランドマスター・カズは『Hip-Hop Hall of Fame』の音楽、ビデオ事業のプレジデントも務める。

先週発表された計画によると、NYにて博物館『Hip-Hop Hall of Fame Museum』の開設と、テレビネットワーク「Hip-Hop 1」での『Hip-Hop Hall of Fame Awards』の放映を予定している。博物館にはヒップホップの歴史的な資産や記録などを収容、展示し、テレビスタジオや売店、ヒップホップをテーマにしたレストランも併設される。また、コミュニティとヒップホップの関係の改善を目指して、博物館にて様々なワークショップやセミナーも計画。博物館の正確な場所は後日発表されるが、NYのミッドタウン・マンハッタン周辺を予定している。

『Hip-Hop Hall of Fame Awards』はテレビ局BETにて'96年に最初に放映されたが、その後、雑誌『Source』の主催する『Source Hip-Hop Awards』がUPNとBETにて放映されるようになり一時中断。しかし、今回の『Hip-Hop Hall of Fame』設立によって、'05年の2月にテレビ放映が復活することとなる。

『Hip-Hop Hall of Fame』は様々な音楽イベントを開催する予定で、5月19日にNYで予定されている『Hip-Hop Hall of Fame』の復活コンサートでは、グランドマスター・カズを司会に、ロブ・ベース、メリー・メル、ラヒームなどのオールドスクール・アーティストが多数参加する。

K.Omae, LA
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