ぱぱぼっくす、力強く、やさしい“うた”のアルバムリリース!

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関西の至宝とまでいつしか呼び名されるほど、すでに確立した人気をほこる、ぱぱぼっくす。ヴォーカル&ギターのさわだともこの書く歌詞にやんわりとなごんだり、ギター&コーラスで通称たるたに先生が作るメロディに思わずホロリする。ただ単にきちんと“うた”を伝えようとする二人の作る曲はとにかく温かい。そんな二人がメジャーデビューアルバムを届けてくれた。
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『花降る午後』
2004年4月21日発売
MUCT-1009 2,200(tax in)
1. ちっちゃな春
2. やさしい人よ
3. そっと、おやすみ
4. 花降る午後
5. いつか
6. そばにおいで
7. たいくつ
8. 蒼の痕


↑インタヴュー映像へ


↑PV「蒼の痕」試聴へ
さわだ さちこ(Vo&G)
ある朝突然、かいわれ大根が脛に自生していた男の話。病院へ行き意識を失い、そして生命維持装置付きのベッドに乗せられて……。安部公房ワールド満載の、ぞくっと身震いする恐い小説。
「カンガルー・ノート」
安部公房
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『バック・イン・ザ・U.S. ライヴ2002 』
ポール・マッカートニー
たるたに さとし(G)
アフリカで河馬に噛まれたという青年と語り手のエピソードを描く短編集。浅間山荘事件(1972年)が題材になっている部分もあり。大江健三郎は1994年ノーベル文学賞受賞。
「河馬に噛まれる」
大江健三郎
ANATAKIKOUのオフィシャルサイトへ
「sand memotion」
ANATAKIKOU
――ついにニューアルバムが完成しました。まずはこのアルバムが出来上がっていく過程を教えてください。

さわだともこ(以下、さわだ):アルバムを~というのはもう2年くらい前からあったのかな? でもそんときは、ええアルバム~?って思っていて(笑)。シングルやったらいいけどおって。それで、去年のあたまに「哀恋歌」というマキシシングルをサウンドサン レコードというレーベルから出したんですね。シングル出したし、次はアルバム出さなあ、あかんかなあ?って。そこからようやく重い腰をあげて、とりかかり…。よっしゃ出すわあって決めたら1日でも早く出したい!なんてめっちゃ思うようになり(笑)。でも、やっぱりすぐなんてそんなのありえへんから、ちゃんと計画を立てて。夏にレコーディングして、年内中にだしたいなあというくらいに落ち着ついて。

――アルバムが完成して、Teenage Symphonyのレーベルプロデューサーからメジャーでこのアルバムを出さないかという話になったという経緯だとか。

さわだ:そうです。1回きちんとした形で完成したあとに、メジャーから出す話が進んで、それには出来上がっているアルバムから1曲抜いて、さらに1曲新しく録音しなきゃあかんとなり……という作業を去年の12月くらいにちょこっとしてました。だから、実はかなり前から出来上がっていたんですよ。

――そして、アルバム『花降る午後』は全8曲入りになったわけですが、半分が新曲で、半分はこれまでの曲を収録していますね。

さわだ:いちばん古いのは「たいくつ」ですかねえ。たぶん99年とかじゃないですか。バンドやりはじめて1年くらいに作った曲です。「ちっちゃな春」と「蒼の痕」が2001年。えっと、今ある曲がこれとこれと、これやから。これは絶対入れたいし、そんならアルバム作るにはあと何曲か作らなきゃあかんなって。「そっとおやすみ」「いつか」「花降る午後」「そばにおいで」がそれ。

――ライヴで昔の曲を演奏していると思うので、今回収録した曲がそんなに昔の曲だと思ってないと思いますが、改めて昔の曲を録音して発見はありましたか?

たるたにさとし(以下、たるたに):昔の曲でも、新しく録音し直しているんですけど。やる前から今なら、あの頃よりもっといいかたちで伝えられるはずやと思っていたので。実際そうなったのでよかったです。

さわだ:作った当初はライヴで伝えられなかった曲の良さっていうのが、今回のレコーディングで100%以上出せたっていうのがうれしくて。「蒼の痕」とかに関しては、単純にストリングスとか、前の音源にはなかったものをうっすら入れてみたりというのもあるんですけど。すっごいよくなってる。

――さわださんの書く歌詞は、言葉選びがとても素敵で、聴いているとついなごんでしまうのですが、どんな風に歌詞は出来上がってきますか?

さわだ:そうですね。普段から詞の状態というよりは、あ、この言葉って素敵。っていうようなことをノートにいっぱいいっぱい書きためていて。それで歌詞を書くときは、先生からメロディをもらったときに、まず自分でなんの言葉をメインに持っていきたいのか?と考え、例えば「花降る午後」なら、出だしのあの2行、あれをメインに持っていきたいがために、その続きを考えていくっていう。何を歌いたいのかっていうのを、考えますね。歌おうと思ったら、その次に出てくる言葉も絶対手を抜かない……。よく言っているんですけど、全サビのつもりで(笑)書いているんです。私の詞にAメロもBメロもないぜって(笑)。

――最後にアルバムがメジャーから出るということに関してどう思われてますか?

さわだ:バンドだからだと思うんやけど、私たちってすごく1曲1曲を作るのがスローペースなんですね。きっとメジャーになったら、そういうのも少しずつ早くしなきゃあかんと思うし。実は3年くらい前にちょうど1stアルバムが完成したときの雑誌のインタビューで、『2ndアルバムはメジャーで!』なんて言っていたことを最近思いだして(笑)。えらいこと言ってたなあと思ってるんやけど、叶いました(笑)。

    文・取材●山田正樹
青山陽一、約2年ぶりのアルバム『ODREL』を5/26にリリースが決定!
そして、ライヴ3days!!
<青山陽一Series LIVE"怪しい隣人Special 3DAYS">
5/25(火)ゲスト:CARNATION
5/26(水)ゲスト:片寄明人(from:Great3)
5/28(金)ゲスト:伊藤銀次&上原裕(from:ココナッツバンク)
すべて、下北沢CLUB Queにて
[問]CLUB Que 03-3412-9979
ゲントウキ
名古屋ライヴ決定!
4/27(火)名古屋クラブクアトロ
[問]ジェイルハウス 052-936-6041
bonobos
初のツアー!
<Hover Hover 発売記念
タマとったるTOUR '04>

4/28(水)名古屋クラブクアトロ
5/11(火)渋谷クラブクアトロ
5/14(金)心斎橋クラブクアトロ
[問]VINTAGE ROCK 03-5486-1099
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