病から復帰のタミア、「人生はジェットコースター」

ポスト
クインシー・ジョーンズの秘蔵っ子としてデビューしたカナダ出身のR&Bシンガー、タミア。現在、ミッシー・エリオット、アリシア・キーズ、ビヨンセの三大歌姫たちと全米ツアー中の彼女は、過去の苦境があったからこそ今の自分があるという。彼女は昨年夏に身体麻痺を引き起こす多発性硬化症を発病。現在は快復しているが、今を生きる毎日だと話す。

彼女は「目の前にあるチャンスを掴みとっている。でも、どこまでできるか分からない。体が持ちこたえてくれればいいんだけど。毎日が戦いよ」とTimes Picayune紙に語った。三大歌姫が集う「レイディーズ・ファースト・ツアー」のオープニング・アクトを務める彼女は「このツアーは最大のチャンス。連絡をもらたけど、最初は誰にも伝えなかった。……はしゃぎ過ぎてみんなにしゃべってしまい、後からボツになったら大変でしょ。……数ヶ月前は人生が終わるかもと思ってたわ。まして彼女たちとツアーができるなんて考えもしなかった。体が言うことを聞かなくて、もうダメだと思った。でも、何もなかったかのように快復し、次にこうしたビッグチャンスが舞い込んだ。半年の間に物事が目まぐるしく変わったわ。ジェットコースターに乗ってるみたい。今はその乗り心地を心から楽しんでいるの」と同紙に話している。

タミアのニュー・アルバム『More』は4月6日に米国で発売予定。邦盤は4月21日にリリースされる。

「レイディーズ・ファースト・ツアー」は4月1日、ミネソタ州ミネアポリスのターゲットセンターでコンサートが行われる予定。

T.Kimura
この記事をポスト

この記事の関連情報