サム41、新作はパーフェクトなミックス、その後コンゴへ

現在、カナダのトロントでニュー・アルバムをレコーディング中のパンク・ロック・バンド、サム41。MTVによれば、次のアルバムはこれまでの要素がすべて入っているという。デリック・ウィブリー（Vo＆G）は「今までで一番ヘヴィだけど、同時に一番ライトでもあるんだ。これまでの２作品がパーフェクトにミックスされている。前作みたいにアグレッシヴだけど、１stアルバムのようなメロディとキャッチーな部分を残してる」とMTVに語った。バンドはプロデューサーのグレッグ・ノリのもとですでに数曲をレコーディング、タイトルは未定だが、５月中旬までには完成を見込んでいる。というのも、彼らはその頃、アフリカのコンゴ民主共和国を訪問する予定だからだ。これは戦争に苦しむ子供たちを救済する団体、War Childが協力する活動で、バンドは同国の現状を世界へ伝えるためにドキュメンタリーを撮影する。コンゴでは数年に及ぶ内戦で大勢の子供たちが犠牲になっている。

ウィブリーはコンゴの内戦について次のようにMTVに話している。

「内戦のすべての原因は天然鉱石のコルタンだ。これは携帯電話やコンピュータなど、俺たちの社会と関係があるいろんなものに使われている。だから、何かできるんじゃないかと思ってコンゴ行きを決めた。みんな携帯とパソコンの生活を送ってるだろ。俺たちも含めて、誰もが毎日使ってるものだ。一番行かなきゃならない場所だと思ったんだ」

サム41はアルバム制作、ドキュメンタリー撮影を終えた後、８月には日本を訪問。真夏の大イベント＜SummerSonic 04＞に出演する。

T.Kimura