メッセージ映像 | 『『GIGS at BUDOKAN BEAT EMOTION ROCK'N ROLL CIRCUL TOUR 1986.11.11~1978.2.24』
| 2004年2月24日発売 TOCT-25361~2 3,800(tax in) 2004年2月24日発売 DVD:TOBF-5307 5,800(tax in) VHS:TOVF-1413 4,800(tax in) | Tribute & Respect
| 2003年12月24日発売 FLCF-3993 3,059(tax in) 2003年12月24日発売 FLCF-3994 2,500(tax in) | | ――<ROCK'N ROLL CIRCUS>ツアーのときのBOφWYのDVDが発売されたんですけど。発売されると決まった瞬間、まことさんの感想はどんなものでしたか? 高橋まこと(以下、高橋):「あ、また出すの?」みたいな(笑)。こういうのってさ、出す前っていうかさ、水面下で動いてる企画書が上がってどうしたこうしたっていう話は俺達知らないじゃん、メンバーは。『LAST GIGS』も、『1224』の時もそうだったし。今回も最初からぜんぜん教えられなくてさ。去年の『Respect』『Tribute』が出たあたりに、何気に「2月24日に出るんだよ」みたいな感じで聞かされてさ。「あ、そうなんだ」っていう感じだった。「映像ちゃんとあったの!?」みたいな。こっちにしてみればね。 ――実際に見て、蘇ってきた記憶とかありました? 高橋:“ちゃんと演ってるな”っていうのが一個、俺としては。演奏がね、ちゃんとしてるなっていうのが一個と。あとは何だろう…演奏がこ慣れてるっていうか、いい演奏、ストレス無しっていう感じかな。あちこちで訊かれたんだけど、「その日は何時に入りましたか?」とかさぁ。「その日の打ち上げはどこでしたか?」とかって言われても、覚えてねぇんだよな。何でかって言うと、布袋がたとえば、昔、興奮有り余ってギターをぶん投げたら客の歯が欠けて、ライヴが終わってその人の見舞いに行った、みたいなことがあれば、鮮明に覚えてるわけですよ。そういうことがなかった時期だから。演奏の良し悪しは、俺達が普通にやってるとすれば、良く出来てたとすれば、それはそれってことで。あとはストレスとかそういうのは無いから、スムーズにいってるからさ、あんまり覚えてない。覚えてないってことは、たぶんいいことなんだと思う。たぶん、普通にやって良い演奏ができたんだなっていう。 ――<ROCK'N ROLL CIRCUS>ツアーっていうツアー自体は、アルバム『BEAT EMOTION』を引っさげてのものでしたよね? 高橋:うん。『BEAT EMOTION』っていうアルバムは、すっごいいい調子でできたアルバムなのね。それも、ストレスが無いような感じだったんだ。布袋が曲を十何曲か作ってきて「え? こんな録音すんの?」っつってたら「1日2曲ぐらいずつ録音してきゃすぐ終わるよ」みたいな感じで(笑)。でも、入ってみたらけっこう面白くてさ。初めてプリプロやんなくていきなりレコーディングに入ったアルバムなのね、BOφWYの。その前の『JUST A HERO』とかその前のベルリンで録った『BOφWY』は、すっげぇプリプロ重ねて、しっかり「こここうやったら?」「ああやったら?」っていうのを確認してからレコーディングっていう作業だったんだけど、これに関しては、もう、布袋が持ってきたデモテープのその感じを、とにかく1回スタジオで皆で、一応書いてきた譜面で、パッと見て「どんな感じ?」とか言って、「とりあえずまこっちゃん8ビート」みたいな感じで。「これか?」って、「OK、OK。テンポこのぐらいで」って。「じゃ、やってみようか」って、「1、2、3、4、ダーン」って。「いけそうだね」って言って、もうあとはそのまま。 ――ヘッドアレンジですね。 高橋:そうそう。俺と松井は調子いいときは、3曲とか4曲録ったよ、1日で。 ――リズム録り? 高橋:うん。5日で終わった覚えがあるんだよね、俺ね。「こんなんでいいんか?」っていうぐらい。「いいの?」って聞いたら「OK、OK」みたいな感じでさ。 ――やっぱりノッてたんですね。 高橋:ノッてたよ。だから面白いんだよ。俺が一番よく覚えてるのは、レコーディングの初日にジャケットの写真を撮ってるっていうの。普通ないじゃん。六本木か麻布のスタジオで、加藤(正憲)さんなんだけど、写真(カメラマン)が。加藤さんが昔修行したとかっていうスタジオで撮って、着替えてヒムロックん家行って、TAKE ONEって新宿にあったスタジオに行って「これからレコーディングかよぉ」かなんかいう感じだったの(笑)。だからジャケ写を一番最初に撮ってあって、それからレコーディングっていう、なんか妙なスケジュールだったんですよね。で、結局、全部でひと月もかかってないでしょ。 ――3週間ちょいじゃないですかね。 高橋:そうそう。ミックスも入れてね。そういう意味での、なんかトコロ天みたいにピョンって押し出したんじゃないんだけど、イチオシな感じだったんですよ。だから、ストレスがないっていうか。ツアー先でも、ホテルに篭ってホテルのご飯食べてたりするから。結局それで暇だからさ、酒呑みながら「トランプでもしようか」とか言って、毎晩ツアー先のホテルでさ、じゃんけんして負けた奴の部屋にみんなで集まってトランプしてたりとか。だから一番顔つき合わせてた時なの。朝から電車に乗ってライヴに行くと、ずっと一緒にいるじゃん、楽屋とかで。で、ライヴ一緒にやって、帰ってきたホテルでずっとまたみんなでツラ合わせるっていう(笑)。メンバー間が一番密だった時期かもしれない。 | ▲BOφWYオフィシャル・サイト 視聴、元関係者たちが語る秘話など。
▲BARKS内「GIGS at BUDOKAN」特集ページ 伝説のエピソードを公開、BOφWYトリビアなど。
▲BARKS内『BOφWY Tribute&Respect』特集ページ 試聴、参加アーティストのメッセージなど。 | |