【SONICMANIA'04】エイミーの歌声が響き渡ったエヴァネッセンスのパフォーマンス

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メジャー・デビュー・アルバム『フォールン』が大ヒット、作品の売上的にも今回のフェスで注目を浴びたのはEVANESENCEだ。それと同時にバンドのキーマンであったギタリストのベン・ムーディが突然、脱退するといった事件があっただけに、今回のライヴは注目が集まった。

「Haunted」の幕開けに、黒いタンクトップにパンツといったいつもの出で立ちのエイミーは存在感充分。声量もたっぷりで伸びやかに響くヴォーカルは、ダークで重量感たっぷりのサウンドと共に魅惑的に響く。『フォールン』の曲が中心に演奏される中、前半には「Sound Gardenのカヴァーよ」と言って、「4th of July」を披露。ちょっとヴォーカルが苦しそうだったが、なんとも懐かしい曲のカヴァーにサプライズ。そして、もうひとつカヴァーで驚かされたのはSmashing Pumpkinsの「Zero」。こちらは、パワフルな演奏とアグレッシヴなヴォーカルを見せつけ、観客も大合唱で盛り上げる。その後は「Breathe No More」でピアノでしっとりと聴かせるセットへ。そして終盤に映画「デアデビル」にフィーチャーされた「Bring Me To Life」を披露し、こちらもまた大合唱で盛り上がりはピークへ。

しかし、全体的に次のKORNへの熱気のせいか、ベンの脱退は大きかったのか……いまいち盛り上がりに欠けたEVANESENCE。確かにエイミーの歌唱力と存在感は絶大で、へヴィなサウンドとメランコリーな音世界は独特なものを感じることができたのだが……。まだまだ今後の成長の期待もしてしまうEVANESENCEのライヴだった。

<セットリスト>in 東京
Haunted
Going Under
Taking Over Me
4th of July
Everybody's Fool
My Last Breath
Farther Away
Zero
Breathe No More
My Immortal
Bring Me To Life
Tourniquet
Imaginary
Whisper

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/LJ/RArtistArticleArchive?artist_id=52009923
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