50セントの曲でオペラの罰!?
先週末、フロリダ州マイアミビーチで50セントのCDを大音量でかけて車を運転していた男が、騒音の容疑で逮捕されたとSt.Petersburg紙が伝えている。
捕まったのはクラブ・プロモーターのマイケル・カレラス(32歳)。彼は夕方5時頃、愛車ジャガーのサンルーフとウィンドウを全開にし、50セントの曲を聞きながら友だちと一緒にコリンズ・アヴェニューをドライブしていた。
警察によると、マイアミビーチ地域の騒音に関する法律では、100フィート離れた場所からカーステレオが鳴り響いているのが聞こえれば、罰則を科すことができるという。これはストリートでの飲酒やパーティなど騒音公害を取り締まるための条例で、犯罪都市マイアミならではのもの。違反者は500ドルまたはオペラを2時間以上聴かなければならない。判事のジェフリー・スウォーツによると、これまでに約100人が罰金の500ドルを節約するためにオペラの“強制鑑賞”を選んでいるという。
判事のスウォーツは「あなたは自分の好きな音楽で公に迷惑をかけた。今度は私の好きな音楽を聴かせてあげよう」と言って、イタリアのオペラ作曲家、ヴェルディの『ラ・トラヴィアータ』をカレラスに聴かせた。
カレラスは「オペラだって? 冗談じゃない」と言いながら、2時間半の罰に耐えたらしい。最初は嫌がっていた彼だが、曲の最後には「とてもリラックスした気分」と言ったとか。
カレラスは“罰”を受けた後、すぐに釈放された。
T.Kimura
捕まったのはクラブ・プロモーターのマイケル・カレラス(32歳)。彼は夕方5時頃、愛車ジャガーのサンルーフとウィンドウを全開にし、50セントの曲を聞きながら友だちと一緒にコリンズ・アヴェニューをドライブしていた。
警察によると、マイアミビーチ地域の騒音に関する法律では、100フィート離れた場所からカーステレオが鳴り響いているのが聞こえれば、罰則を科すことができるという。これはストリートでの飲酒やパーティなど騒音公害を取り締まるための条例で、犯罪都市マイアミならではのもの。違反者は500ドルまたはオペラを2時間以上聴かなければならない。判事のジェフリー・スウォーツによると、これまでに約100人が罰金の500ドルを節約するためにオペラの“強制鑑賞”を選んでいるという。
判事のスウォーツは「あなたは自分の好きな音楽で公に迷惑をかけた。今度は私の好きな音楽を聴かせてあげよう」と言って、イタリアのオペラ作曲家、ヴェルディの『ラ・トラヴィアータ』をカレラスに聴かせた。
カレラスは「オペラだって? 冗談じゃない」と言いながら、2時間半の罰に耐えたらしい。最初は嫌がっていた彼だが、曲の最後には「とてもリラックスした気分」と言ったとか。
カレラスは“罰”を受けた後、すぐに釈放された。
T.Kimura