ノラ・ジョーンズ、間もなくリリースの新作を語る

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グラミー8部門受賞のノラ・ジョーンズがニューアルバム・リリース2002年2月にデビューするや否や、この2年間で8つのグラミー賞を獲得し、800万ドルのセールスを記録した弱冠23歳のシンガー、ノラ・ジョーンズ。1stアルバム「カム・アウェイ・ウィズ・ミー」が、米ビルボードに97週チャートインし続けている中、ニュー・アルバム「フィール・ライク・ホーム」が2月10日に発売される(日本先行発売2月4日)。

夏のツアーを挟んで、昨年春と秋にセッション・スタイルでレコーディングされたニュー・アルバムには、トム・ウェイツのカバー「ザ・ロング・ウェイ・ホーム」や、デューク・エリントンの名曲「メランコリア」にノラが詞を書いた「ドント・ミス・ユー・アット・オール」等、全13曲が収録されている。

1stアルバムの大成功を考えれば、このアルバムの制作についてはさぞプレッシャーがあったのではと思われる彼女だが、米ローリング・ストーン誌のインタビューへの答えはいたって自然体だ。

「みんなに気に入ってもらえたらと思うけど、前の作品のようになってほしいと期待しているわけじゃないの。あれはちょっと異常なことだと思うしね」

「もちろん、偉い人たち(レコード会社の)は売上を上げてお金をもうけることを期待しているみたいだけど、それは彼らが考えればいいことよね」

「私の曲が、みんなの中で一番めとか二番めに大切なものになる必要はないと思う。それが人生を変えるものにならなきゃいけないってことはないでしょう。音楽は音楽であればいいから」

デビュー3年目にして大物の余裕さえ感じるノラ・ジョーンズ。ニュー・アルバムでも、型破りな記録の塗り替えがあるのか、ますます目の離せない存在だ。

Aki Kayamoto, NY
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