罪状認否が間近のマイケルを世界中のファンがサポート

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児童性的虐待の罪に問われているマイケル・ジャクソン(45歳)がビバリー・ヒルズ・ホテルに関係者を集め、裁判費用について相談した、とAP通信が伝えている。会合の参加者らによると、彼はいたって落ち着いた様子だったという。

会合は1月12日(月)、弁護士、マネージャー、会計士ほかを伴って密室で開かれた。彼のビジネス弁護士は、あくまでも中心はマイケル、と語っている。

ジャクソンの代理人、ケヴィン・マクリンは「これは単に一致団結するための調整。会合は午後に行われ、マイケルが指揮をとった」と述べている。

会合にはネイション・オブ・イスラムの指導者たちが参加していたことから、宗教団体が資金提供をしているのではとの噂が飛び交っているが、代理人は「マイケルは顔が広い」とだけ話し、この件についての詳しいコメントを避けた。また、マネージャーのチャールズ・コップルマンは、宗教団体が金策に絡んでいるのかと質問に対し、「いいえ」と答えている。

そんな中、マイケルの兄、ジャーマインを中心にマイケルを支援する記者会見が開かれた。彼は次のように報道陣に語っている。

「彼は無罪です。弟は無罪です。100%無罪です。僕ら家族は、米国また世界中から大勢のファンの支援を受けてとても感激しています。僕たちはマイケルが大好きです。皆さんの支援と祈りにたいへん感謝しています」

ファンクラブのサイトによると、ファンは罪状認否が行われる16日(金)、裁判所の前で大きな集会を計画しているという。当日は北米をはじめ、スペイン、フランス、イギリス、日本からファンが結集する見込みだ。また、代理人のマクリンが代表を務める委員会の主催で、全米の数カ所の地点からサンタバーバラ郡裁判所に向けてファンを乗せた自動車とバスが運行する。

ジャクソンは未成年者に対する性的虐待で昨年11月に逮捕。300万ドルを払って釈放されたが、カリフォルニア州法の改正で、児童性的虐待の裁判を受けなければならなくなった。ジャクソンの児童性的虐待容疑に関する罪状認否は、1月16日(金)、サンタバーバラ郡上級司法裁判所で行われる。認否中の取材陣の入廷は許可されていない。

T.Kimura
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