ヴィクトリアのヒップホップ路線にレコード会社が難色。でもうまくいけば新曲に夫ベッカムが……

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ヴィクトリア・ベッカムは、昨年11月にTelstarレーベルと1,500万ポンドでソロ契約を結んで以来、初のシングルをイギリスで12月29日にリリースする。The Sun紙などによると、新作の方向性については、従来のダンスポップ路線を求めるレーベル側と、ヒップホップへの路線変更を狙うヴィクトリアとの間で、ずっと話し合いが続けられてきたという。しかし、結局、折り合いがつかず、とりあえず両路線1曲ずつを収めた両A面シングルをリリースして、ファンの反応を見ることにしたようだ。収録曲は、日本でCMにも使われたポップ路線の「Let Your Head Go」と、ヒップポップ路線の「This Groove」。後者はニューヨークのヒップホップ・プロデューサー、デイモン・ダッシュを迎えて制作された新曲だ。

このシングルのリリースにともない、ヴィクトリアは新装開店となった音楽番組『Top Of The Pops』に出演し、両曲の人気投票を行なうことになった。12月5日からの1週間で、視聴者にどちらの曲が気に入ったかを投票してもらい、その結果によって、Telstarがどちらの曲をプッシュするかを判断するという。

ヒップポップ路線を目指すヴィクトリアは、すでにデイモン・ダッシュとのコラボレーションで数曲をレコーディング済みで、中には夫デイヴィッド・ベッカムとの“デュエット”もあるそうだ。といっても、デイヴィッドが歌っているわけではなく、彼がヴィクトリア宛てにに残したヴォイスメールのメッセージをサンプリングしたものらしい。デイモン・ダッシュによると、この曲は「愛する人からの電話を待っているという内容で、ヴィクトリアはもちろんデイヴィッドのことを歌っている。他のハードなヒップホップ曲に比べると幾分メロウなR&B路線だね」とのこと。しかし、この曲を含め、デイモン・ダッシュがプロデュースするヒップホップ作品が日の目を見るかどうかは、すべて両A面シングルの動向にかかっている。

Eugene Fields
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