ロードオブメジャーは、もともとテレビ東京系の番組『ハマラジャ』の中の1コーナーから生まれた。全国の数あるバンドから優秀な人材をパート別にヘッドハンティングして、最強バンドを作ってメジャーデビューしようというものだ。メジャーデビューの条件はインディーズで出すCDでオリコン50位以内にランクインすること。もし条件をクリアすれば、メジャーデビュー。クリアできなければ、バンドは即解散。 こうして神戸を中心に活動していた北川賢一、群馬の人気バンドからベース松本賢一、ドラムは沖縄から若干18歳の上原彰兼が、広島の実力バンドからギターの近藤信政が集結した。それぞれ自分のバンドを捨てての状況だけにいわば“裏切り者”。戻るところはなく失敗は許されないのだ。 1ヶ月間の合宿、そして100日間に全国50ヶ所のライヴ・ツアー。このツアーの生活費は100日間で5万円、足りない分はデモテープを売って補うという過酷なものだった。しかし、ファンからはライヴ・アンケートで熱意がなく、歌詞を忘れたりする北川に批判が集中。一時北川は脱退を決意さえする。そんな身勝手な北川にメンバーの怒りが爆発。一時バンドは険悪な雰囲気になる。だが、あるきっかけでバンドに戻ることを決めると北川は連日、一人ストリート・ライヴを行なう。そんな北川の姿勢にバンド・メンバーの心も変わっていく。 そんな中、リーダー松本の提案で今までの曲をすべて捨てて新曲を作ることになった。テーマは「友情」。そして完成したのがシングル「大切なもの」だ。この曲は2002年9月9日付オリコンチャートで見事16位! メジャー・デビューへのハードルを見事に超えたばかりか、最高位2位、19週に渡ってオリコン・トップ10にランクインし、累計売上枚数95万枚という大ヒットになった。しかし、メジャーへの切符を手に入れた彼らは自分たちの未熟さを自覚し、自分たちの納得ができるその時まで、メジャーへのステップ・アップを封印する。そうした経緯の中、2003年1月には2ndシングル「雑走」をリリース。こちらも大ヒットした。しかし、彼らはやがて期待とプレッシャーに悩むようになる。自分自身の壁、もがき苦しむ中から生まれたのが3rdシングルの「僕らだけの歌」だ。 彼らのメッセージが心に響くのは、彼らが送ってきた飾らない、生の“思い”がダイレクトに、ストレートに曲に込められているからだろう。そんな中完成したこの1stアルバム。等身大の、今の彼らからのメッセージを心と心で受け止めたい。 | | 試聴音源の掲載期間が終了いたしました。多数のアクセス誠にありがとうございました。 1 僕らだけの歌 | 7 スコール | 2 雑走 | 8 レールの行方 | 3 大切なもの | 9 row,row,row | 4 足跡 | 10 夢追い人 | 5 君がため | 11 日付のない日記 | 6 F.L.D | 12 春雨 | | ビデオ・メッセージを見るには画像をクリック! | <ようこそ移動式ロード荘へ!!2003> 10/28(火)新潟CLUB JUNK BOX 10/29日(水)仙台CLUB JUNK BOX 10/31(金)札幌ペニーレーン24 11/3(祝・月)福岡DRUM Be-1 11/4(火)広島CLUB QUATTRO 11/6(木)大阪BIG CAT 11/8(土)神戸チキンジョージ 11/9(日)名古屋ボトムライン 11/13(木)東京SHIBUYA AX 11/16(日)宜野湾ヒューマンステージ 公式サイト http://www.tearbridge.com/roadofmajor/ | |