ノラ・ジョーンズの自伝的映画に本人、家族が猛反発

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世界的に有名なシタール奏者と長い間疎遠になっていたが、グラミーを受賞したことがきっかけで再会することになった美しいアメリカ人の娘を描いた映画が、現在インドで制作中だ。この話、聞き覚えがあるのではないだろうか。そう、グラミー受賞者のNorah Jonesとその有名な父親、シタール奏者のRavi Shankarのことを思い浮かべてしまうだろう。

同映画を制作する79歳のDev AnandがShankarの役を演じる。彼は現在、NYでアメリカ人とインド人の俳優を探しているところだが、JonesやShankarの家族から激しい反対を受けている。82歳のShankarと一緒にヨーロッパ・ツアー中の妻Sukanyaは、AP通信社にこう語った。「私たち以外に、家族の内幕を知る人はいないはずよ。誰にも関係のないことだし、プライバシーの侵害だわ」

望むべからずとも、Norahの成功により、Ravi Shankarと彼女の母親であるコンサート・プロモーターSue Jonesの関係が公けになってしまった。Shankarは、Sue Jonesと結婚せず、NYで生まれテキサスで育ったNorahは、10年間、父親と連絡をとっていなかった。しかしその後、2人は和解したと彼女は話している。Norahは5月に「全て乗り越えたわ。彼のことを怒ってない」と語っている。

しかし、映画の脚本には家族同様、憤慨しているようだ。映画では、彼女とその母親に焦点が当てられるといわれ、Anandは、Norahの母親のことをShankarに“見捨てられた”と見なしている。しかしAnandは、どんなに反対されようが、映画を制作するのに彼らの許可は必要ないと話す。脚本は“想像上のもの”で、あたかもJonesとShankarの実生活を元にしたように見えるだけという。

Norah Jonesは、アルバム『Come Away With Me』で昨年のグラミー賞を総なめした。面白いことに、Ravi Shankarのもう1人の娘であるAnoushkaもワールド・ミュージック部門でノミネートされていたが、受賞を逃している。

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