ビートルズとアップル・コンピュータの訴訟は解決まで数年かかりそう

名称の使用を巡ってThe Beatlesのレコード・レーベルApple Corps Ltd.とアップル・コンピュータの間で起きている法的争いが、再び過熱している。この争いは何年も続いてきたものだが、'81年、Paul McCartney、Ringo Starr、John LennonとGeorge Harrisonの未亡人らが所有するApple Corpsは、コンピュータ会社が“アップル”の名称をコンピュータに限り使用することを条件に和解していた。しかし、アップル・コンピュータは現在、i-Tuneデジタル・ミュージック・サービスを展開、Apple Corpsは、契約に違反するとカリフォルニアを拠点とするコンピュータ会社に損害を求めて、ロンドンの裁判所に提訴した。

アップル・コンピュータの最高責任者であるSteve Jobsは『London Times』紙にこう語っている。「我々はThe Beatlesが好きなのに、残念なことだ」実際、その好意を示すかのように、同社は最初の契約を更新する'91年にApple Corpsに対して2,600万ドルを支払ったと言われている。

Apple Corpsは、アップル・コンピュータの新しいオンライン・ミュージック・ストアであるi-Tuneやデジタル・ミュージック用の携帯プレイヤーi-Podで使用されているアップルのロゴが、The Beatlesのトレード・マークのイメージを損なっていると主張している。

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