マイケル・ジャクソン、ファイル交換の新法案について語る

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Michael Jacksonが違法なファイル交換を罰する新法案について懸念を表明した。ミシガン州上院議員のJohn Conyers Jr.、カリフォルニア州上院議員のHoward Bermanほかを含む下院司法委員会の民主党上層部は、先週、消費者およびコンピュータ所有者の保護と安全を規定した法案「ACCOPS」を米下院議会に提出した。これにより、今後、ファイル交換が重罪となる可能性が出てきた。

Jacksonは声明の中で次のように語っている。
「曲をダウンロードしたファンを刑務所に入れるなんて、まったくあきれる。不法なダウンロードはいけないが、懲役を科すことが答えにはならない」

ACCOPS法案では、著作権で保護されたファイルをピア・トゥ・ピア・ネットワークにアップロードした場合、最高5年間の懲役および25万ドル(約3,000万円・1ドル120円として計算)の罰金が科せられる。

現在の法律では、小売店で2,500ドル以上の価値のある著作権保護作品のコピーを10回分配給した場合に重罪となるが、新法案のACCOPSでは、サイトやピア・トゥ・ピア・ネットワークを通してアクセス可能なアップロード・ファイルは、少なくとも10回はコピーできるという前提のもとに、1回のファイル交換で重罪になる。

Jacksonはアーティストと音楽産業、消費者を集め、代替策を探し始めた。彼は次のように話している。
「ここアメリカでは、罰則でなく、逆境から新しいチャンスが作られている。解決のためにはAppleのMusic Storeのような新しいテクノロジーが必要だ。こうした革新の継続がアメリカの強みなんだ。音楽ビジネスを成功に導くのはファンたちだ。それを忘れないでほしい」

(C)LAUNCH.com
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