イタリア人姉妹に盗まれたポール・マッカートニーの'70年代の日記、20年ぶりに戻る

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週末、ローマの歴史的に有名なColosseumで2公演を行ったPaul McCartneyは、ホテルを訪ねてきた2人のファンに驚いた。2人は、'70年代に紛失していた彼の個人的な日記を返しに来たのだ。このファン-現在、30代のイタリア人姉妹は、'80年に彼が住んでいたロンドンの自宅から日記を盗んでいた。

Francesca De FaziとPaola De Faziがイタリアの新聞各紙語ったところによれば、McCarneyの家を見に行った時、何かを盗もうと考えていたわけではないという。

しかし、その時彼の家では工事が行われており、彼女達は中に入り好きなことができたという。当時11歳と12歳だった少女達は、ブーツと楽譜も持ち出している。

McCartneyのスポークスマンは、姉妹がローマのホテルを訪れ、アシスタントに日記を手渡したと話している。1時間後、McCartneyが、彼曰く「悪い子達」である姉妹に会いに来たという。Paola De Faziはこう語っている。「私たちはずっとThe Beatlesが大好きだった。Paulに会うなんて……そして彼と話すなんて夢のようだったわ」

長い間行方のわからなかった日記には、絵やたくさんの個人的な書き込みがされている。'70年3月12日のページには、彼の亡くなった妻Lindaに向けてふたつのハートのいたずら描きと「ハッピー・アニバーサリー」という言葉が書かれている。同年の4月10日では、McCartneyはただ「PaulがBeatlesを去る」とだけ書いている。日記にはまた、Wingsの初アルバム『Wildlife』('71年)からのヒット曲「Another Day」の下書きも収められている。

McCartneyは、姉妹が日記を返却しようと決めてくれたことを喜んでいる。彼は、「この日記は僕にとってすごく意味がある」と話している。

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