サム 41の「The Hell Song」はビデオほどフザケた内容じゃない

Sum 41の「The Hell Song」のビデオは、メンバーの人形らがハチャメチャなコンサートを開くという冗談っぽいコンセプトだ。しかし、ヴォーカルのDeryck Whibleyによれば、この曲の内容はビデオよりもずっとシリアスだという。

「“The Hell Song”は一番シリアスなんだ……シリアスというより、俺たちにとって最も個人的な曲といったほうがいいかな。親友について歌っていて、この親友はずっと俺たちと一緒に人生を歩んできた女の子なんだけど、1年半ほど前にエイズに感染したんだ。これはエイズやHIVへの認識を高めるとかって曲じゃなくて、人生がどれほど一瞬で変わってしまうものか、人間がどのくらい脆いものかってことを実感している曲なんだ」

ギタリストのDave Bakshもこう付け加えている。「つまり、20代って“いつだってパーティだ！　よし、お前ら、車でガンガン飛ばしていくぞ、いいな？”って感じだろ。だけど“俺たち死ぬかも”っていう感覚もあるんだ」

Sum 41は来週、ドイツで数日間の日程をこなす。その後、今月末にカレッジツアーをスタートさせる予定。「The Hell Song」は現在、リリース2週目でビルボード・モダンロック・チャート32位。

Darren Davis, New York　(C)LAUNCH.com