プリンスのファンがダウンロード論争にモノ申す

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最近起きたPrince絡みの騒ぎの中心人物、Matthew Lankfordは言いたいことがたくさんあるようだ。Princeは著作権侵害の訴訟でLankfordを叩く構えでいる。

Paisley Park Studiosは先週、シアトルのMeShell Ndegeocelloのファンサイトのウェブマスターがデジタル・メディア法を破り、Princeのライヴ・トラックをFreeMyHeart.comサイトに載せたと主張。しかし、Lankfordは実際に曲を掲載したわけではなく、ユーザーが作品を探せるようにリンクを載せただけで、法に触れるようなことは何もしてないという。Princeはサイトにある各曲に対して15万ドルの支払いを求めている。

Lankfordは次のようにLAUNCHに話している。「'95年以来、オンラインに携わっている。そのときから、他のサイトにある曲や楽曲ファイルへのダイレクトなリンクを貼っている」「8月半ばにPrinceの弁護士から連絡があって、曲のファイルを削除するように言われた。アップしてるのはファイルじゃなくてリンクだから、“ノー”って答えたよ」

彼は、Princeの弁護士はファイルへのリンクでなく、実際にファイルを含んでいるサイトを追求すべきだという。「こういったもの(未発表作品)が15年間出回っていることを考えると、彼にとってファンを追求するのは恥だ。そういった曲がファンの間で共有できないと思うのは、認識が甘い」「結局のところ、Napster経由でオンラインに“The Rainbow Children”を載せたのは、彼本人なんだからね」

Lankfordは、数年間でPrinceの楽曲へのリンクを100以上掲載したことをすでに認め、次のように話している。「まだ議論の余地が十分にある。僕はもうこれ以上はしないと言ってるのだから。彼らは何もすることができないだろう。僕はお金をまったく持ってないし……Princeが僕を訴えても、インスタントラーメンを買う金もとれないだろうね」

なぜNdegeocelloのサイトにリンクを貼ったのかLankfordに尋ねると、彼は次のように答えた。「PrinceのファンをMeShellに紹介したかったのさ」

Lankfordは最後にこう話した。「これでお金とか、名声を得ようとしてるわけじゃない」「これだけ騒がれているんだから、書類にサインすれば、あとは彼の弁護士がすべて処理してくれればいいと思ってる。けれど同時に、そんなことはすべてきではないとも思ってるよ」

Chiam Chad Dougatz, New York (C)LAUNCH.com
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