CRAZY KEN BAND、夏に向けて大人なサウンドを…。(ライヴ・レビュー)

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歌謡曲が少なくなった…と思ってるおじ様方、そしてそういう音楽が聴きたい若者のみなさんにぴったりのサウンドを運んでくれるバンド、CRAZY KEN BAND(以下、CKB)。彼らが、ツアーも後半にさしかかった6月10日(月)に渋谷ON AIR EASTでワンマン・ライヴを行なった。ちょっと遅れて会場に向かうが、入り口はもう入れません!と言わんばかりに人が溢れていて、ステージが全く観えません!!! しかし、ステージが観えなくても、超ド迫力の楽しい気分にさせてくれる。それにしてもな・な・なんだ、この上手さは…と思うほど、素晴らしい演奏だ。後半ではギタリストにより“小野瀬雅生ショー”なる凄まじいギター・ソロも披露。そして言うまでもないが、横山氏の声はものすご~くステキ♪ ハードすぎず、軽すぎず、でも伸びのある声。MCも観客のハートをがっちり掴んだオモロ・トーク。前半の12曲をあっという間に演奏し、ラストは“現在、有線問い合わせ曲、No.1”という、サビにインパクトのある最新シングル曲「まっぴらロック」を披露して、第一部が終了。

第二部はバンドの姿を観るべく前へ前へ…。するとメンバーの登場と共に歓声が湧き上がる。サングラスをしたり、髪の色を染めたり、ちょっと派手な服装もまたス・テ・キ♪ インスト曲「MOTTOWASABI」から「セプテンバー」と、切ないナンバーを続けて4曲演奏した後は、CKBではすっかりお馴染みの渚よう子をゲスト・ヴォーカルに迎えた「ニュー・トーキョウ」や、「6月にシングルを出したばっかりだけど、7月にも夏らしいポップンロールの曲を出すよ~」というMCとともに新曲「GK」を披露。自ら“ポップンロール”というだけあって、新曲はハード過ぎず、夏にぴったりな気持ちイイ、ナンバーだ。


それにしてもCKBは本当に幅広い音楽を奏でる。歌謡曲のようなわかりやすいメロディと歌詞、ボサノバやジャズっぽい音、あるいはへヴィーに演奏するロックサウンド。それらを全部ひっくるめて、CKBサウンドは、現在の音楽シーンにおいてはやっぱり異色! だからこそ、この夏はCKBから目が離せません!!!
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