R.ケリーが姦淫容疑の訴訟を示談で解決

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R&Bシンガー/ソングライターのR. Kellyは、彼と17歳の時に付き合っていたTracy Sampsonによって起こされていた訴訟を示談で解決した。合意金額は明かされていない。これは'01年8月にクック郡巡回裁判所に提起されたもので、Kellyが権力者としての立場を利用し、17歳のSampsonを誘惑したとされていた。当時、未成年の彼女はコロンビア大学に通うかたわら、Epic Recordsでインターンとして働いていた。

Kellyは'96年にも、Tiffany Hawkinsにより1000万ドルの損害賠償を求める訴訟を起こされている。Hawkinsは15歳の時、Kellyによって学校を退学するように言いくるめられ、彼や他の人たちと性交渉を持つように仕向けられたと主張。訴訟は最終的に'98年に25万ドルで示談となった。

SampsonとHawkinsの件で代理人を務めたSusan E. Loggansは、現在R. Kellyを訴える準備をしている他の2人の若い女性の代理人となっている。Loggansは示談で解決されることの悪影響についてこう説明している。「悲しむべきことに、こういった訴訟が示談となった場合、R. Kellyのような有名人は通常、秘密保持契約を条件にするということです。その場合、少女は金銭を受け取る代わりに、事件について、相手が誰であれ口外する権利を放棄することになるのです」

「それがいかに不運なことかというと、そうした事実が他の少女たちに知られないことで自分が非常に孤立している存在に感じてしまい、行動を起こすことを恐れてしまうのです。ところが、もし彼女たちがどれほど一般的なことであるかに気づいていれば、彼女たちが協力しあうことで、数として力を持てるかもしれないのです。15や16、17歳の少女たちにとって、R. Kellyのような影響力のある人間に立ち向かうことは、非常に難しいことなのです」
さらに、彼女の依頼者たちは他の少女たちのことをすごく心配していると語る。「私が話をした少女たちはみんな、他の少女たちのことを心配していたようです。何百万という人たちが尊敬している国民的な有名人であり、若者たちの行動に影響を与えることができるような人物なのに、おそらく一般の人々は自分たちがどういったことに向かい合っているのかに気づいていないのではないかと危惧しているのです」

Kellyは現在、イリノイ州検察局とシカゴ警察により、17歳未満の少女との性行為および18歳未満との性行為をビデオ撮影した疑いで調査されている。両行為はイリノイ州法で重罪として禁止されている。事件の発端となったセックス・ビデオはChicago Sun-Times紙宛てに送られてきたものだが、当局は撮影されている女性たちの身元の多くを割り出すことができず、捜査は難航している。ビデオに映っている女性のひとりである10代の少女は先日、叔母であるR&BシンガーのSparkleによって確認された。Sparkleは、問題の行為が行なわれた当時、少女は14歳だったと主張している。

Yves Erwin Salomon, New York LAUNCH.com
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