既発アナログに、U2+ライヴVer.。今のRUMTAGを知るのに、マストなアイテム!

ポスト
~

既発アナログに、U2+ライヴVer.。
今のRUMTAGを知るのに、マストなアイテム!


地元福岡から東京に拠点を移動し、爆裂エモーショナル・ライヴを見せつけるRUMTAG。地元仲間のNUMBER GIRL向井氏も絶賛の3ピースバンドだ。
そんな彼らが、今年2001年7月に発表された7インチ・アナログEPを、CD化。「LONG DISTANCE...EP」と題した4曲入りのマキシへとリニューアルした今作は、U2の世界的ヒットナンバー「with or without you」のカヴァーと、ロングセラーを続ける1stアルバムから「水たまり」のライヴテイクを追加収録した。

好条件が揃い、遂に上京

NEW MAXI SINGLE

「LONG DISTANCE...EP」

K.O.G.A Records KOGA-142
2001年11月20日発売 1,050 (tax in)

1. S.O.K
2. yourself myself
3. with or without you (U2のカヴァー)
4. 水たまり (Live Version)



▲左から、江崎豊利(B)、諸富栄二(Vo & G)、橋本博路(Dr)。
――地元福岡から上京してから、どのくらい経ちましたか。

諸富栄二(Vo&G):
ちょうど1年前ですね。福岡で活動しててアルバムを出して、活動の範囲を広げようとしていたときにいろんな好条件が揃ってきたから、いいキッカケだと思って上京してきました。

――今作は以前リリ-スしたアナログ盤のCD化なんですね。

諸富:
純粋に7インチ盤って好きなんですよ。大きさとか値段とかが。それに僕らが好きなバンドってアナログ出してたからね(笑)。で、出しては見たものの、(レコードプレイヤーがないから)聴けないという声も多かった。じゃあ、CDにしよう、プラス、せっかくだから2曲追加しようってね。

――ではその追加した曲から聞いていきましょう。まずはU2のカヴァーである「with or without you」から。

諸富:
単純に好きな曲ということです。僕は日本語で歌うことが多いんですけど、詞の面でも自分で歌ってもはずれない歌詞かな、原曲は好きなんですけど、忠実に再現とは思っていないですね。これはオリジナル同様、あまり決めごとをせずにスタジオに入って録った感じです。

江崎典利(B):
いつもアレンジは“セーの、ガーン”って感じでやっていますから、普通の曲作りのときと変わらないですね。あんまりカヴァーであるとかは気にしていませんね。

――そして、1stアルバム『RUMTAG BLUE』収録の「水たまり」のライヴテイクが入っていますね。

諸富:
ライヴで演って良かった音はそのまま音源にできればなあと思っていたんです。ライヴの空気間やテンションが浮き彫りになるじゃないですか。そういう意味でこのテイクが好きで、聴いて欲しい!って思ったんですよね。

――そして1曲目と2曲目のオリジナルは、アナログでいうA、B面的な楽曲ですよね。

諸富:
ウン、そうですね。こうひっくり返す時間を考えた2曲目だったり、こっち(1曲目)から聴いて欲しい曲だったりは、考えましたね。

橋本博路(Dr):
そうですね。でも実は、リリースを決めてから作ったんですよ(笑)。バンドとレーベルの考えが一致した感じですね。

――RUMTAGは演奏面で、歌中心の楽曲とアレンジ中心の楽曲があると思ったんですが。

諸富:
そうですね、曲作りはいろいろとありますが、リズム隊がこう来るならギターはこういったほうが面白い、とか、僕らは3人でバンドをやっているんですが、人数が少なくても音を大きくするって方法もあるので、3人でそれは追求してるというか、単に遊んでるっていうか……。ま、楽しく考えながら演っています。

――なるほど。では「LONG DISTANCE…EP」というタイトルの由来を聞かせて下さい。

諸富:
1、2曲目が歌詞でいうところの距離がある、みたいな部分から来てますね。詞の中では物理的なことでも、精神的には近いのかな、なんて思ったりしています。3曲目もそういう2人の距離間を歌った曲でもあるし、そういう意味で流れがあるなって。

――CD化ということで振り返っての感想をお願いします。

諸富:

振り返って……ってのはないんですよ。次回はどうしようかってことは考えますけど。7インチの場合、あれはあれで良いとか悪いとかは関係ないっていうか…。

江崎:
自分たちで手にとって嬉しいから、それでいいじゃないかってね(笑)。で、みんなには、このCDが幅広くお届けできれば!

――来年にはアルバムなんて話も入ってきていますが。

諸富:
ウン。もう録ったりしてるんですけど、来年くらいには出したいなって思っていますヨ!

取材・文●中島儀幸

この記事をポスト

この記事の関連情報