ポール・マッカートニーの新作は「おもしろく」て「特別」

元BeatlesのPaul McCartneyの最新作『Driving Rain』が11月13日に発売された。同アルバムはカヴァー曲を多く含む『Run Devil Run』（'99年）以来の作品で、『Flaming Pie』（'97年）以来の新曲アルバム。注目を集めているのは、McCartneyがプロデューサーのDavid Kahne、ギタリストのRusty Anderson、キーボーディストのGabe Dixon、有名なセッションベーシストの息子でドラマーのAbe Laboriel Jr.らの若手スタジオミュージシャンを含む、まったく新しい制作チームと共にアルバムを作ったことだ。

しかしMcCartneyは、ファンにとって『Driving Rain』のサウンドは馴染みの薄いものではないと思う、とLAUNCHに語る。

「ひとつのバンドが音楽をプレイしている感じだ」
「それ以上となると、どう言ったらいいのか難しい。歌っているのは僕なんだ。すごくバラエティに富んでて……いろいろな曲があるけど、きちんとまとまっている。だから、とてもおもしろいよ。ロックンロール・ストロークのポップって感じかな。そういった定義はしたくないけど、僕のいつものスタジオアルバムと言わせてもらいたい。でも、アルバムには何か特別なものがあると思うよ」

McCartneyは今年の春から初夏にかけてロサンゼルスで『Driving Rain』のカットを行なった。9月11日のテロ事件を受けて書かれ、10月20日のConcert For New York Cityで初披露された追加トラックの“Freedom”は、後からアルバムに加えられた曲で、チャリティに貢献している1stシングル“From A Lover To A Friend”のB面にもなっている。

Gary Graff, New York　LAUNCH.com