はんなりと京都2人組のライヴ・レポ(吉祥寺曼荼羅・2001年7月21日)
アコースティックギターとベース。そして歌。月下美人は京都が育てた微妙な、グルービィな女性二人組。今日はこの7月25日にリリ-スされる2ndアルバム『ショートケーキ』の発売に合わせたライヴで、曼荼羅の夏のイベントの一貫として組まれたものだ。そのせいか客席は超満員に埋まっている。
リッキー・リー・ジョーンズのBGMが流れる中、ギターを抱えた山本カナ子とベースの石田珠紀の2人がフラリとステージに登場。軽い挨拶のあと1曲目はアルバム・ラストナンバーのしんみりとした「GOOD GOOD MUSIC」からスタート。彼女たちは結成以来、実にマイペースに活動してきた。それはステージ上でも同じこと。淡々と、小細工なしに、しかしビビットに不思議な空間を作り出している。対する客席のオーディエンスも各々の楽しみ方で2人の演奏に耳を傾けている。そう、ここ曼荼羅はそんなライブハウスなのだ。
この日はやはりその、『ショートケーキ』からのナンバーを中心に、1曲だけ新曲として「ライオン」が演奏された。やさしい「小さな誰かさん」や、ノリと切れが鮮やかに交差する「フレンチドレッシング」、不思議な世界感を持つ「MAD MAD SUMMER」など、どの曲も独特で、言葉が、リズムが、心地よく瞬間を紡いでいく。途中、はんなりという彼女たちのキャラクターが良く現れたMCでは、昨日の横浜でのインストア・ライヴの際、打ち上げに夢中で花火大会を見逃した話や昼間の吉祥寺のインストア・ライヴの話を進める。
そして後半に向かってまず1人目のゲストが紹介された。レコーディングにも参加したヴィオラの木野内一宏である。普段は2人のみの演奏形態なだけに、セッションは楽しみと語る。「空が映らない」の楽曲の持つメランコリックな部分がクローズアップされ、時にはダイナミックに2人の演奏と絡み合い大きなうねりを作る。そしてラストナンバーは、アルバムの導入部として重要なポジションにある「赤い土」。ここで2人目のゲストとして、ソプラノサックスの武田和大を紹介。この曲では大陸的なイメ-ジがそのサウンドと伴って、より一層スケール感を増して行く。こうして、盛り上がりもピークななか、この日のライヴは終了した。
リッキー・リー・ジョーンズのBGMが流れる中、ギターを抱えた山本カナ子とベースの石田珠紀の2人がフラリとステージに登場。軽い挨拶のあと1曲目はアルバム・ラストナンバーのしんみりとした「GOOD GOOD MUSIC」からスタート。彼女たちは結成以来、実にマイペースに活動してきた。それはステージ上でも同じこと。淡々と、小細工なしに、しかしビビットに不思議な空間を作り出している。対する客席のオーディエンスも各々の楽しみ方で2人の演奏に耳を傾けている。そう、ここ曼荼羅はそんなライブハウスなのだ。
この日はやはりその、『ショートケーキ』からのナンバーを中心に、1曲だけ新曲として「ライオン」が演奏された。やさしい「小さな誰かさん」や、ノリと切れが鮮やかに交差する「フレンチドレッシング」、不思議な世界感を持つ「MAD MAD SUMMER」など、どの曲も独特で、言葉が、リズムが、心地よく瞬間を紡いでいく。途中、はんなりという彼女たちのキャラクターが良く現れたMCでは、昨日の横浜でのインストア・ライヴの際、打ち上げに夢中で花火大会を見逃した話や昼間の吉祥寺のインストア・ライヴの話を進める。
そして後半に向かってまず1人目のゲストが紹介された。レコーディングにも参加したヴィオラの木野内一宏である。普段は2人のみの演奏形態なだけに、セッションは楽しみと語る。「空が映らない」の楽曲の持つメランコリックな部分がクローズアップされ、時にはダイナミックに2人の演奏と絡み合い大きなうねりを作る。そしてラストナンバーは、アルバムの導入部として重要なポジションにある「赤い土」。ここで2人目のゲストとして、ソプラノサックスの武田和大を紹介。この曲では大陸的なイメ-ジがそのサウンドと伴って、より一層スケール感を増して行く。こうして、盛り上がりもピークななか、この日のライヴは終了した。