Killah Priestのバスが走行中に銃撃され1名が死亡、3名が負傷

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7月9日早朝、Wu-Tang Clan関連のアーティスト、Killah Priestと仲間たちの乗ったリムジン仕様のバスが銃撃されハチの巣にされた。Killah Priestはカリフォルニア州センチュリーシティにあるCentury Clubでのライヴを終えた後だった。銃弾の嵐は、Santa Monica BoulvardとCentury Park Eastの交差点で、バスの左側に止まった車から発射された。

この事件で乗客のひとりだった26歳のTony Lorenzo Gallowayが死亡、3人が負傷した。負傷者のうち、20歳の女性は腹部に傷を負い重体、30歳の男性は肺に弾丸を受けたが状態は落ち着いているという。もうひとりの36歳の男性は胸部を撃たれたが、治療を受けた後すでに退院している。

銃撃の直後、Killah Priestの運転手は当初、救急の911に通報せずに直接、近くの病院であるUCLA Medical Centerに向かったが、救急用の入口が見つけられず貴重な時間を無駄にしてしまった。UCLA Medical CenterのMarshall Morgan医師は、この運転手の判断の重要さについてNew York Post紙にこう語っている。
「とっさにそうしてしまう(車を走らせること)のは理解できます。しかし、たいていの場合は誤った判断ですし、今回の場合はそうでした」

警察では現在のところ容疑者を特定しておらず、逮捕者もでていない。ロサンゼルス市警のWebb警部は、今回の銃撃事件をギャング関連のものであると決め付けることには慎重になっており、Los Angels Times 紙にこう語っている。
「まだ実際に何が起こったのかわかってはいません。発砲した連中が誰であるかわかりませんし、被害者たちの関係もハッキリしていません」

Century Clubの共同オーナー、Daniel Fitzeraldによれば、Killah Priestは約1000人の観客を前になんの問題もなくライヴを終えていた。しかし、同会場ではラップのライヴは間違いなくこれが最後になると付け加えた。
「ここでは今後、ラップのイベントは行ないません。彼らは非常に過激ですし、我々の望まない客層が集まるからです」

Yves Salomon, New York LAUNCH.com
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