新宿ロフト2周年記念イベント、最終日。ロフト内には、500人を超えるお客さんが詰め込まれておりました。彼らのお目当てのバンドはというと、それはフィナーレに相応しい、いや、トリを飾る為に存在するといっても過言ではない程の華を背負うバンド…そう、特撮でございました。 18時10分を回った頃、幻想的なピアノの音でライヴの幕開けです。とても美しい旋律。恥ずかしながら、特撮を見るのは初めてだった私。一瞬でときめいてしまいましたね(笑)。会場がしっとりとした雰囲気になりかけたとき、ドラマティックでパンキッシュなギタ-の音が! 単純に、カッコ良いです。オ-ケン(大槻ケンヂ)のあの特徴的なヴォ-カルも、メロディと上手く絡んでいてマジで絶品なんですよ! ▲「胃カメラ飲んだぞ!」 ↓ ▼そしてビールを一気飲み
| 2曲を演奏し終わり、「胃カメラ飲んだぞ」と報告するオ-ケン。彼は、場を盛り上げるのが恐ろしく天才的だと思うんですね。知らず知らずに引き込まれちゃうもの。そして上手く話を持っていき、オ-ケン曰く「マンネリ(笑)」の、ビ-ル一気飲みを! そのまま「ピアノ・デス・ピアノ」へ。この曲に限らず、繊細なのに躍動感溢れるサウンドがとても心地よい特撮。細胞に直接、響く感覚が私はすごく、好きなんだよね。素晴らしい!!
「興奮してるのかーっ! 胃カメラも凄いぞ-っ!!」と叫び、実演までしてくれちゃうオ-ケン。笑い過ぎて、お腹痛いんですけど(笑)。それにしても、MC長いな-。ま、それも一つのショウだし、究極に楽しいから全く気にならないんだけどね。 オ-ケンの語りで入る「殺神」。重いギタ-が印象的なこの曲は新曲です。続く「13階の女」は、クリアなヴォ-カルが胸に染み渡ります。しんみりしていると、またしてもオ-ケンのMCが空気を和ませるのですよ。 「胃カメラ飲むの、キツイんだよ」。…って、まだ言うか(笑)。「次、いくか」と演奏にいくかと思いきや「その前に俺、ケイレイしたいんだよね」と、オ-ケン。一瞬、意味が分からずにいると、真剣な顔で敬礼をしてるのよ。もう、みんな大爆笑! 心底、尊敬しますわ。そして、恒例のブ-スカ(編集部註:ウルトラマンに登場する怪獣)との掛け合いを始めます。もう、ヤバイです。すっかり虜になってしまいました。「ジェロニモ」の曲間でも、またまた胃カメラ話を織り交ぜたりしてね。演奏が終わると、大歓声&拍手喝采の大嵐でございました。アンコ-ルは、新曲「ヨギナクサレ」を含む3曲を披露してくれ、最高のひとときを堪能させて戴きました。 11日間に渡り開催された、新宿ロフト2周年記念イベント。いずれの日もアニヴァ-サリ-に相応しい豪華なライヴになったと思います。このイベントに参加できたことを、心から嬉しいと感じ、誇りにすら思いました。ロフトって何て素晴らしいハコなんでしょう。これからもバンドのため、お客さんのため、良い環境を提供し続けてくれる事を願います。 2周年、本当におめでとう!! |