【ロフト2周年】サウンドの内側から滲み出す光、欲望、精神。

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繰り返しCDを聴いても、何度ライヴを見ても、
その想いが褪せたことは一度もない。

サウンドの内側から滲み出す光、欲望、精神。


2001.04.26(thu)
TONIGHT ARTISTS

MILK CROWN
THE BACK HORN


この日は、4月25日に「サニー」をリリ-スしたTHE BACK HORNのレコ発ライヴでした。ちなみにこのマキシは、メジャ-第1弾リリ-ス作品なのです。


▲MILK CROWN
15分押しでスタ-トしたライヴは、MILK CROWNから。THE BACK HORNとは、前々からよく一緒に演ってるバンドです。

3曲目、ギタ-の音が印象的な「カオス」。とても浸れます。MCで、
「メジャ-になっても変わらないメンバ-で安心した」とTHE BACK HORNについて語っていた大須賀さん。だけど、MILK CROWNだってメジャ-に行ったけど変わってないと思うんだけどね。

4曲目の「消独」は、'99年10月27日にリリ-スされたマキシに収録されている曲。個人的に、何度も何度も聴いたCDだったりします。胸を突かれるような緊迫感。クセのあるヴォ-カル。そして、何よりもそのメロディ-! 彼らの曲を聴いて心を動かされないのは、ちょっと、感覚が鈍っちゃってるのかもしれないと思ってしまいます。それくらい、突き刺さります。どちらかというと、ミドル・テンポな曲調が多い彼ら。これがクセモノで、気持ち良く身を委ねられるんだよね。一度ハマったら、容易には逃れられなくなることでしょう。

続いて、THE BACK HORNの登場です。1曲目「サニ-」から、圧倒されちゃいます。…と思ったのも束の間、いきなりトラブルが(笑)。1曲目が終わり、MCを始める松田くん。

ライヴ後に、
「いきなりMCするとは思わなかった」と語っていたけれど、最初からMCをしなくてはいけないようなトラブルを起こすなんて、彼らにしては本当に珍しい事。どうやら、緊張と気合いが過度になってしまったらしいです。それでも、「色々あるのがライヴです」と菅波くんがつなげ、会場のテンションは落ちるどころか更に上昇。切れるか切れないかくらいのギリギリな危うさや切なさが、泣けるほど心地良く身体全体に響きます。身動きするのさえ、躊躇してしまうようなね。

今年の1月にベ-スが脱退し、3ピ-スで活動している彼ら。現在、サポ-トでベ-スを弾いているのは、新宿ロフトの店員さんで光舟くんです。今回で5回目だそう。この日、前ベ-シストの直己くんが見に来てたから「緊張する」って言ってたっけ(笑)。

「大切にしなくてはいけない事がたくさんあるという事に気付きました。みなさんは、大切にしているものがありますか?」という、松田くんのMC。

私は、間違いなく彼らの音楽がそうだと、胸を張って言える。繰り返しCDを聴いても、何度ライヴを観ても、その想いが褪せた事は一度だってないからね。サウンドの内側から滲みだす光、欲望、精神。半端じゃないもの。

まだ、彼らのサウンドに触れていない人。今のうちに免疫をつけておいた方が良いんじゃないかな? 後々、中毒になっちゃうのは目に見えてるからね。

文●TOMO

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