ジャネット・ジャクソンがカーリー・サイモンとのデュエットを語る
Janet Jacksonの新アルバム『All For You』収録曲で話題となっている曲のひとつにCarly Simonとのデュエット“Son Of A Gun (I Bet You Think This Song Is About You)”がある。喧嘩ごしの口調の歌詞はこんな感じだ。“Naw I ain't gone go and act a fool/And be the lead story on the nigga news/Not me sucker/I'll never be your lover/I'm gonna make you suffer/You stupid mutherfucker(いいえ、私はそんなバカなまねはしないわ/黒んぼニュースのトップ記事になるようなね/私はナシよ、おあいにくさま/あんたの彼女になんか絶対ならないわ/苦しめばいいのよ/この大ボケ野郎)"
“Son Of A Gun”でSimonが参加したのは、“ピー音”で消されるようなことはなさそうなコーラス部分のみだが、それでもこうした暴言だらけの曲で彼女の歌声を聴くというのは、めずらしいことだろう。参考までに言っておくが、Simonは現在、Disneyの新作映画『Winnie The Pooh(くまのプーさん)』用の曲を作っている最中である。とはいえ、Janet Jacksonのアルバムに参加するチャンスというのも、よくあるものではないことも確かではある。
Jacksonは、Simonの'73年のナンバーワン・ヒット曲、“You're So Vain”を派手に借用した“Son Of A Gun”のオリジナル・ヴァージョンには、コーラス部分がなかったとをLAUNCHに話してくれた。
「Carlyの声が全然なかったと想像してみると……、彼女の声があまりに印象的だからすっごく難しいとは思うけど……。その彼女ナシの曲が、元の曲だったの。“You're So Vain”を使うには当然、許可が必要だったんで、彼女と電話で話をしていたら、昔のやつを全部歌いなおして録り直したいっていうことだったの。だから、“ええ、それでも大丈夫よ。まったく問題ないわ”って言ったら、彼女が“新しいのも、ちょこっとだけ作りたいんだけど。使いたくなかったら全然構わないから、プレッシャーに思わないでね。もし、うまくハマると思ったら、使ってくれればいいし”ってことだったの。そしたら、Carlyが曲をまるまる作ってきたのよ」
Jacksonは、電話でSimonが自分の考えや歌詞について話すのを聞いているうちに、“Son Of A Gun”という曲が本当に形になり始めたと語る。
「(Simonの案が)すっごく良かったんで、2つを組み合わせることにしたの。まるで、なんていうか“OK、私たち全部しっかり考えたわ”っていう感じで、実際に完璧にうまくいったわ。私が彼女の歌に合わせて歌い、彼女が同様に私の歌に合わせて歌って、それでデュエットに仕上がったの」
このデュエットの経緯については、Simonも公式ウェブサイトcarlysimon.comで同様のエピソードを語っている。
「初めは(Jacksonが)興味を持ってるっていうことが通常の形で伝わってきたの。弁護士っていうね。幸運にも私の弁護士はよく働く人で、興味を示してすぐに動き始めたわ。彼は私に電話してくると、Janetが曲をレコーディングして、タイトルは“Son Of A Gun”にする予定だということ、そしてサンプリングの許可を必要としてるって言ってきた。それで、Janetに直接電話してくるように伝えてもらうと、その晩、電話がかかってきたの。本当にかわいい感じで、すごく礼儀正しかったわ。それで、サンプリングされるよりも全部レコーディングし直したいと伝えたってわけ。わざわざ(レコード会社の)Elektraを巻き込んで、作業をストップさせてしまうような必要なんてないでしょう?」
「すると、Jimmy Jamが曲を送ってきたんで、地元のヴァインヤードのスタジオに入って、新曲10曲分ぐらいの素材をレコーディングしたの。ラップはその場でいきなり演ったもので、まさか使われるとは思ってなかったんだけど、使ってくれてすごくうれしかった。予想外のお楽しみがついてきたって感じだったわ」
Jacksonもやはり、とても楽しんでいたようだ。
「あの曲の彼女は最高だわ。Carly Simonってすっごくイイ人だし、間違いなく素敵な女性よ」
Jason Gelman、ニューヨーク Gary Graff、デトロイト
“Son Of A Gun”でSimonが参加したのは、“ピー音”で消されるようなことはなさそうなコーラス部分のみだが、それでもこうした暴言だらけの曲で彼女の歌声を聴くというのは、めずらしいことだろう。参考までに言っておくが、Simonは現在、Disneyの新作映画『Winnie The Pooh(くまのプーさん)』用の曲を作っている最中である。とはいえ、Janet Jacksonのアルバムに参加するチャンスというのも、よくあるものではないことも確かではある。
Jacksonは、Simonの'73年のナンバーワン・ヒット曲、“You're So Vain”を派手に借用した“Son Of A Gun”のオリジナル・ヴァージョンには、コーラス部分がなかったとをLAUNCHに話してくれた。
「Carlyの声が全然なかったと想像してみると……、彼女の声があまりに印象的だからすっごく難しいとは思うけど……。その彼女ナシの曲が、元の曲だったの。“You're So Vain”を使うには当然、許可が必要だったんで、彼女と電話で話をしていたら、昔のやつを全部歌いなおして録り直したいっていうことだったの。だから、“ええ、それでも大丈夫よ。まったく問題ないわ”って言ったら、彼女が“新しいのも、ちょこっとだけ作りたいんだけど。使いたくなかったら全然構わないから、プレッシャーに思わないでね。もし、うまくハマると思ったら、使ってくれればいいし”ってことだったの。そしたら、Carlyが曲をまるまる作ってきたのよ」
Jacksonは、電話でSimonが自分の考えや歌詞について話すのを聞いているうちに、“Son Of A Gun”という曲が本当に形になり始めたと語る。
「(Simonの案が)すっごく良かったんで、2つを組み合わせることにしたの。まるで、なんていうか“OK、私たち全部しっかり考えたわ”っていう感じで、実際に完璧にうまくいったわ。私が彼女の歌に合わせて歌い、彼女が同様に私の歌に合わせて歌って、それでデュエットに仕上がったの」
このデュエットの経緯については、Simonも公式ウェブサイトcarlysimon.comで同様のエピソードを語っている。
「初めは(Jacksonが)興味を持ってるっていうことが通常の形で伝わってきたの。弁護士っていうね。幸運にも私の弁護士はよく働く人で、興味を示してすぐに動き始めたわ。彼は私に電話してくると、Janetが曲をレコーディングして、タイトルは“Son Of A Gun”にする予定だということ、そしてサンプリングの許可を必要としてるって言ってきた。それで、Janetに直接電話してくるように伝えてもらうと、その晩、電話がかかってきたの。本当にかわいい感じで、すごく礼儀正しかったわ。それで、サンプリングされるよりも全部レコーディングし直したいと伝えたってわけ。わざわざ(レコード会社の)Elektraを巻き込んで、作業をストップさせてしまうような必要なんてないでしょう?」
「すると、Jimmy Jamが曲を送ってきたんで、地元のヴァインヤードのスタジオに入って、新曲10曲分ぐらいの素材をレコーディングしたの。ラップはその場でいきなり演ったもので、まさか使われるとは思ってなかったんだけど、使ってくれてすごくうれしかった。予想外のお楽しみがついてきたって感じだったわ」
Jacksonもやはり、とても楽しんでいたようだ。
「あの曲の彼女は最高だわ。Carly Simonってすっごくイイ人だし、間違いなく素敵な女性よ」
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