ビートルズのキャラクターをもとにした演劇がロシアで人気

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BBCによると、Beatlesの曲に登場するキャラクターをもとにした劇、『The Girls Of The Beatles』がモスクワの観衆を湧かせている。この劇にはSergeant Pepper(“Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band”)、Rita(“Lovely Rita Meter Maid”)、Lucy(“Lucy In The Sky With Diamonds”)、Sexy Sadie(“Sexy Sadi”)というキャラクターが登場する。ストーリーはBeatlesの曲をバックに現実とファンタジーを織り交ぜて作られている。

劇作家は曲からキャラクターのエッセンスを引き出しながら、観ていていっそう面白いものになるように、その個性を誇張したり変えたりしている。たとえば、ストーリーはSergeant Pepperが、「Beatles babies(Beatlesの女たち)」について書いた著書を宣伝するためにテレビのトーク番組に登場するところから始まるが、彼の人生は番組が始まる前に問題の女性たちによってめちゃくちゃにされる。Ritaはガソリンスタンドの店員(交通取締り員ではない)で、Ringo Starrと寝たことを暴露し、Sexy SadieはJohn Lennonを養子にしたと主張する売春婦。LucyはLSDと銃を持ってニューヨークへ渡り、John F. Kennedyを射殺する計画を立てるが、結局はGeorge HarrisonにLSDを飲ませるはめになる。MichelleはSergeant Pepperの母(のような存在)で、パリでPaul McCartneyと偶然出会ったような出会わなかったような……。

批評家たちは当初、『The Girls Of The Beatles』をそれほど受け入れてはいなかったが、劇は2月のオープニング以来、堅実にファンを獲得し、英国のRoyal Shakespeare Companyに匹敵するロシアの伝統、Moscow Art Theatre(モスクワ芸術劇場)のホールを満員にした。

Sue Falco、ニューヨーク
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