ジョン・レノンが幼少期に過ごした家の煉瓦が売りに出される

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もし、あなたがBeatles、特にJohn Lennonに関して、まだ物足りないと感じているのなら、これは彼らの歴史がぎっしり詰まった断片を得られるまたとないチャンスだ。'50年代にLennonが暮らしたリヴァプールはWoolton区、Menlove AvenueにあるAunt Mimi(ミミ伯母さん)の家の150個の煉瓦がオークションにかけられる。オークションは11月15日にインターネットを通じて行なわれる。

これらの煉瓦は、Lennonのテレビ映画を撮影中だったNBCが手に入れた。現在の家主は、撮影スタッフが家の中へ入ることを初めて許可し、カメラのスペースを確保するために必要ならば1階の壁を壊すことにも同意。そして、一同は実際にとり壊した。

映画作家兼プロデューサーのMichael O'Haraは、スタッフが最初、瓦礫を外に放り投げていたが、そのうちこれは貴重なものであるということに気付いた。O'HaraはBBCに次のように語っている。
「最初、煉瓦をまとめて捨てていたんだ。後から“ちょっと待て”と言うことになった。この映画は制作費用が非常に高くつくため、予算をオーバーしていた。そこで、これを使って資金をつくり出そうと思ったんだ」

88歳になる家の所有者は煉瓦の売り上げで得た利益の50%を受け取ることになっており、そのうちの何パーセントかは近くにあるStrawberry Fields孤児院に寄付される。残った収益金が映画の制作費用に当てられる予定だ。

NBCのテレビ映画『In His Life-The John Lennon Story』は12月3日午後9時(東部標準時)より放映される。オークションはNBCのLennonのサイトで11月15日から12月4日まで開かれる。

Sue Falco、ニューヨーク
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