ファットボーイ・スリムのヴィデオで、政治的問題シーンが物議を呼ぶ

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Fatboy Slimの『Sunset (Bird Of Prey)』の中にある年代物の政治キャンペーン広告のシーンが、最近のこの選挙シーズンで物議を醸している。Blue Sourceによって撮影されたこのヴィデオには、大統領は戦争に対して甘いという声に反撃するために、Lyndon B. Johnsonによって1度だけ放映された『Daisy Girl』のテレビ広告が含まれている。そのテレビ広告は、飛行機が離陸する場面を写しだし、純情そうな少女が雛菊を何本か摘み、その後にキノコ雲に覆われて終わるというもので、Johnsonの宿敵、Barry Goldwater大統領候補は核戦争の支持者だった。

この'60年代の広告シーンに関する議論は、テキサス州に本拠地を置く会社Aretino Industriesがクリントンとゴアの国家安全保障政策を攻撃するために同じようなシーンを創って放映したことによって、最近になって再び浮上した。ちなみに、George W. Bush候補は広告の撤回を求めている。

Fatboy Slimの所属レーベルAstralwerksの総支配人Errol Kolosineは、このFatboy Slimのヴィデオは今回の騒動よりも前に撮られたもので、政治的是認や関連は全くないことを明らかにした。
一方、DJのヒット曲“Praise You”はゴア大統領候補のキャンペーンソングとして使用されている。SlimことNorman Cookは「少なくともそれは共和党員ではない!」とコメントしている。

記:Darren Davis、ニューヨーク
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