new album 『スペクト論』 (WW-007) now on sale | | ●皆さんとスペクトロンの出会いについて聞かせてください。 スペクトロン:えーと、スグルと会ったのは新宿二丁目です。 一同:(笑) スグル:ビデオ屋でバイトしてたんだけど、お客がユウジ君(=スペクトロン)だった。 スペクトロン:いつだっけ? ミチモト:高校の時だよね。 タダノブ:ユッちゃん(= スペクトロン)が裸で原付に乗ってた頃(笑)。 ミチモト:靴下だけだったよね、履いてるのは(笑)。 スペクトロン:そうだった。う~ん。 ジュン:四年前くらいって髪型どうだったっけ? スペクトロン:これ(アフロ)! ジュン:俺が初めて会ったのはどこなんだろ? 自然に会ってたもんね(笑)。 スペクトロン:ヘブンズドアとかあの辺じゃなかったかな。 タダノブ:俺達は高校の頃だもんね。 ミチモト:うん。 ジュン:長いね。 タダノブ:ロン毛の走りだった頃だよね。 ミチモト:ハハハ(爆笑)、あの頃のユッちゃんが! スペクトロン:ロン毛の走りだったよね~。 ミチモト:もっと痩せててね(笑)。 スペクトロン:そーそー。 ジュン:ロン毛だったの? スペクトロン:ロン毛! ロン毛! ミチモト:肩くらいまでの。サラッとした(笑)。 タダノブ:タクトかなんか乗ってたよね。 ミチモト:あれは結構気持ち悪かったね(笑)。 スペクトロン:よく憶えてるね~(笑)。 ●じゃあ、皆さんから見たスペクトロンの世界観とは? スペクトロン:みんな、思いのままをぶちまけて。 タダノブ:一番いい頃の加藤茶。 ミチモト:全然意味が分からねぇ(笑)。 スグル:二人でいると結構やさしいですね。 一同:(爆笑) スグル:急に奢ってくれたりとか(笑)。 スペクトロン:なんやそれ(笑)。せ~の「ズボッ」。 ジュン:俺はもう「全裸」って感じ(笑)。 ミチモト:俺から見るとね、マクガイバーって感じ(笑)。「冒険野郎」のね。 スペクトロン:マクガイバーってなに? ジュン:「冒険野郎 マクガイバー」 スペクトロン:……君たちから見ると? エル:サタン。 一同:(笑) エム:ドラゴンボール。 ジュン:似てるんだよ(笑)。 スペクトロン:それ……見た目じゃん!(笑) 一同:(笑) タダノブ:中身で言うと……騙されやすいとか。 ミチモト:ああー、そうだね!(笑) スペクトロン:……(長い沈黙)う~ん、意外と中身は……なんつーかなー。……神秘的すぎて……。 ミチモト:なんじゃそれ!(笑)……恥ずかしかった、俺が(笑)。 スペクトロン:俺も言ってて恥ずかしかった(笑)。 ●表現者/アーティストとしてどうですか? ミチモト:インパクトある。見た目で(笑)。 タダノブ:結局見た目じゃん(笑)。 ジュン:(笑)でも、まず見た目から凄いもんね。 スペクトロン:そーですね。 ●今回のアルバム『スペクト論』を聴いてどうですか? スペクトロン:すごくいいですね! 一同:(笑) ジュン:僕、車の中で聴いて、デカかった(笑)。面白かった。 エル:スペクトロンのCD聴きながら寝ちゃったんですよ(笑)。そしたらすごい恐い夢みました。 一同:(爆笑) スペクトロン:そいつはいいことだ! ジュン:ユッちゃんが一人でスタジオで録ってるっていうこと聞いてて、その姿を思い浮かべたね(笑)。しゃがんでスイッチ押したりとかしてるんだろうなって(笑)。 スペクトロン:そうそう、結構ね、一人で録ると時間かかるんだよね。ヘクシッ!! 一同:(笑) ミチモト:(笑)わけわかんねぇ。(加藤)茶? スペクトロン:茶! ●(笑)もー少し音楽の部分で何かないですか? スペクトロン:でも音楽の話なんてしないよね? ミチモト:こんな真面目に話したことなんてないよね。 スペクトロン:う~ん……。 ●スペクトロン自身が描いたジャケットについては? ジュン:ジャケ初めて描いて来て、「あがったよ、イエイ!」って。「じゃ、祝いだ!」って。 ミチモト:俺?(註:ミチモトの姓は「岩井田」) ジュン:君じゃない(笑)、「お祝いだ!」ってね。テキーラ一気飲み大会やってね。 スペクトロン:そうそう。そしたら次の日、お電話がかかってきて。何かと思ったら……「絵がない!」ってね。 ジュン:(笑)絵を僕が無くして、渋谷の駅前でボロ布のようにゲロ吐いて倒れてて……。でもユッちゃんは優しかったですよ(笑)。 ミチモト:またそれだ!(笑) ジュン:「一応、周り探してみてね」って。 ●もう一回描いたんですか? スペクトロン:速攻! 二回目に描いたほうが良くて。 ミチモト:それでまたお祝いしたの? スペクトロン:お祝いは…ナッシング!! 一同:(笑) ●絵はどういうイメージだったんですか? スペクトロン:俺が落書きで描いた絵があって、なんか俺の顔が描いてあって上に太陽があって、それだけだったんだけど。それで首を描いたら木の根っこになっちゃって(笑)。 一同:(笑) スペクトロン:それでこう描き足してくうちに、ああなっちゃったっていう感じ。 ミチモト:(笑)ちょっと『ハイスクール奇面組』入ってるよね。 スペクトロン:ちょっとね! ●今回のアルバムの聴きどころは? ジュン:核心に迫って来たよ。 スペクトロン:聴きどころっつーのは、そーですね、なんでしょう……、聴いてて脳味噌が揺れて来たらオッケーっていう感じ! 一同:……(沈黙) スペクトロン:あれ?! 一同:(爆笑) ジュン:いや、オッケー!(笑) スペクトロン:あっ! 聴きどころは全部一人でやってるというところかな。 ●じゃあ、スペクトロンにとって仲間とは? スペクトロン:そーですねー、仲間はほぼ腐れ縁! ミッくん(ミチモト)とタダノブは十代の頃からの仲間だし、スグルはかれこれ何年もやってるし、ヨッちゃん(ヨシノリ)は最近だよね~、ツアーからだから。まあ、みんなとっても、臭い! 一同:(爆笑) スペクトロン:ま、独自の体臭を持った奴等ということで。 ジュン:体臭はありそうだよね、レーベル的にもね(笑)。 スペクトロン:まー、俺がもしゲイだったら、みんなオッケー! っていう感じだよね。 一同:(笑) スペクトロン:ゲイじゃないよ! ゲイじゃないけど……。 ●(笑)レーベル「WILLARD WORVEREN」のポリシーって何ですか? タダノブ:ポリシーが無いのがポリシー! ジュン:ま、好きにやる。 タダノブ:小学生がかくれんぼとかしてるノリでしかない。 スペクトロン:そーね、ポリシーなんて無いねー。 ●レーベルの始まりは? ミチモト:始まりはこの二人(タダノブとジュン)だよね。 ジュン:二人で始めて、身内が揃った(笑)。そこで止まってる。 タダノブ:うん(笑)。 ●レーベルが出来てどれくらいなんですか? ミチモト:一年くらいしか経ってないね。 ジュン:一年だ……。継続されてることがすごく嬉しいなと思う。これからも無計画で。それが重要ですね。 ●ところで一番最初に買ったレコードは? スペクトロン:「なめんなよ」! ●え? 一同:(笑) スペクトロン:なめ猫のレコード。B面がすごいウケるんですよねー。又吉に捧げる愛のバラードみたいな感じで。 ミチモト:ちなみに僕、「お嫁サンバ」。 タダノブ:渋いね。 スペクトロン:渋いとこいってるねぇ。 ●最初の洋楽は何でしたか? スペクトロン:それは勿論マイケル・ジャクソンでしたね。あとレイ・パーカーJr.の「ゴーストバスターズ」のサントラとか。聴きまくり! 「ゴーストバスターズ」のサントラに合わせて振り付けしたことあるんだよ。 ミチモト:やって! スペクトロン:ズッズッ、ズズズン、ズーンズン~(歌いながら踊る) 一同:(笑) スペクトロン:ティ~ルルン、ティ~ルルン、~(さらに歌いながら踊る) 一同:(爆笑) スペクトロン:結構ディスコとか聴いてましたね。ロックとか大嫌い!! ってことは無いですね(笑)。アイアンメイデンとか聴いてた。ライヴが好きで、ピラミッドがグワ~ッって割れて、スフィンクスがガーッて出てきて、スフィンクスの上でメンバーが「ウワアーッ!!」ってやってるのがすごい好きで(笑)。それでスフィンクスの中から骸骨が「クワ~ッ!!」って。ああいうのが好きでしたね~。 ●(笑)最後に皆さんからスペクトロンに応援の言葉をお願いします。 エム:ガンバレ~! スペクトロン:オッケー! エル:ランニングシャツが欲しい。 スペクトロン:俺、これ中二から着てるんだよ! 一同:(爆笑) ミチモト:とりあえず車二台で走ってる時は後ろのことを考えてほしい。 一同:(笑) ミチモト:ま、この調子でガンガン頑張ってください。 スペクトロン:ちがう、ちがう~(いろいろ言い訳をしている)。 タダノブ:「ど」の付く男になってほしい。 ミチモト:ど根性の「ど」! 一同:(笑) スペクトロン:どエロとか? ミチモト:どデカイみたいな。 スペクトロン:あーいいねー。そうしよう! 一同:(笑) ジュン:どスペクトロン! スペクトロン:どスペクトロン!! 一同:(爆笑) スグル:下が崖だろうが、そのまま行っちゃうんですよ。ま、その勢いでガンバってほしいなと思います。 一同:(笑) ヨシノリ:ツアーに廻りたい。 ミチモト:全然応援になってないじゃん(笑)。 スペクトロン:そーだねー、ツアーに行きたいねー。 ジュン:今のところレーベルで一番の出世格なんで、全部引っ張って行ってください。 スペクトロン:踊りまくります! タダノブ:じゃ、最後にユッちゃん胴上げだ! 一同:うぉーっ!! 司会進行:編集部 撮影:岩根 愛 |