ロリータ、全米&欧州ツアーの珍道中を語る!
前回に引き続きロリータ18号(エナゾウ/G)のインタヴュー第二弾! 今回はミニ・アルバム「副隊長」のレコーディングを挟んで行なわれた海外ツアーのこと、エナゾウが愛聴してやまないナンバーガールのことなどについて訊いてみました。 | |
ミニ・アルバム『副隊長』 | ――今年はアメリカとヨーロッパのツアーをそれぞれやったわけですが、その二つを比べてみてどうでしたか。 エナゾウ: ヨーロッパ、とくにドイツのお客さんは、日本人にちょいと近い感じがするの。ちゃんとリハーサルがあるし、お客さんも知らなきゃ知らないでちゃんとおとなしくして見てて、演奏終わったら丁寧に拍手するって感じだし。 逆にアメリカだとね、"ウィー"って、一杯引っかけたオヤジがいるビリヤード場みたいなところで、リハーサルも何もない状態で乱暴に演らされえるからね。お客さんの反応にしたって、真ん中の方にワーッと集まってきて、曲聴いてんだか、聴いてないんだか全くわかんないまま、やたらめったら盛り上がってるというか(笑)。 ――今回ドイツに行ったのは初めてということですが、ロリータを含め日本のバンドって、ドイツではどういう捉えられ方をされてるんですか。 エナゾウ: ロリータはね、街にポスターとかいっぱい貼ってあったりして結構宣伝してるんだなあ、と思ったけど、やっぱりドイツに日本の情報って入ってなくてね。 でもね、ちょうどロリータが行く前に日本のインディー・パンク・バンドがドイツでやってたみたいで、そのバンドがスパイキー・ヘアで革ジャンで鋲みたいな、もういかにもパンクな格好のバンドだったらしくてね。それでロリータにもそういうノリを期待されちゃった……みたいなところはあったかも(笑)。でも、全然そんなんじゃなかったから、お客さん、驚いてたね(笑)。 あと、ドイツの人ってパンクに"セックス、ドラッグ、ロケンロール!"みたいのを求めてるところがあるみたいで(笑)。ロリータを見て「何でキミたちはそんなに健康的でいられるんだ!?」とか言われたもんね(笑)。 ――海外での、音楽以外の生活はいかがでしたか。 エナゾウ: それはもう、絶対ヨーロッパ!って感じで、ワインやらビールやらチーズってのが、もう当たり前のように出てくる、出てくる(笑)! もうね、すべてがご馳走状態(笑)。それだけのために、もう1回行く価値あるよ。 それに比べてイギリスとかアメリカとかは…(笑)。 あとね、発見があってね。ヨーロッパってね、言葉とかが違ったりはするけど、もうヨーロッパ全体でもう一つの国みたくなってるのね。いわゆるEUってヤツ。でもね、それでも国によって、エロ番組の映像にモザイクをかける基準ってのが、若干違ったりするの! オランダが厳しかったのかなぁ(笑)。 ――すごく楽しんだようですね(笑)。そう言えばアメリカ・ツアーはエナゾウさんの大好きなナンバーガールとのライヴ("Japan nite U.S.TOUR")でしたね。 エナゾウ: そうそう! これがもうとにかくメチャクチャ嬉しくて。今日もナンバーガールのTシャツ着てるし! 最初はまだ彼らがインディの頃に私がやっているラジオ番組に出てもらったんだけど、そのときは向井(秀徳/Vo&G)クンのあの風貌がもう気になって、気になって(笑)、音どころじゃなかったのね。その後ちゃんとナンバーガールのCD聴いたら、すごいショックを受けちゃって! もうね、向井クンも相当凄いけど、メンバーどの人とってもナンバーガールはあまりに凄すぎて。やっと去年('99年)、渋谷クアトロのワンマン・ライヴをはじめて見たんだけど、もうダーッと涙出てきちゃった。 だからね、こないだのアメリカ・ツアーのときもリハを見てるだけで涙出てきちゃいそうだったから、もう極力見ないようにして(笑)、本番の楽しみにとっておいたの。 あと、ドイツのツアー中にロリータのラジオ録りしたんだけど、そのときに向井クンがコメントを送ってくれてね。異国から向井クンの声聞いたときは、超感激だったなぁ! 取材・文●沢田太陽 |
インディーズ時代の 貴重なライヴ音源収録 『LOLOTA NO.18 LIVE 1995-1996』 | |
「副隊長」のプロモーション ビデオが観れます! ここで登場するエンゾウの Tシャツに注目! | |
● ロリータ18号が所属するBENTEN Labelから、 "特製トートバッグ"を1名様にプレゼント! 詳しくはこちらへ。(応募〆切は2000年8月15日! 急げ!!) ●2000年夏のロリータ18号の情報は、前回のインタヴュー第一弾をご参考に! |