Ruff Ryders/Cash Money合同ツアーは南北至極の豪華ラインナップ

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Ruff Ryders/Cash Money合同ツアーは、売れっ子ヒップホップアーティストをフィーチャーしているだけでなく、ヒップホップ界の団結を促している。DMX、Eve、the Lox、Drag-Onをメンバーに迎えたニューヨークのRuff Rydersと、Juvenile、B.G.、Lil' WayneをフィーチャーしているニューオリンズのCash Moneyが、ここ数年ヒップホップ界に欠けていた連帯感を見せている。

Death Row Records、Bad Boy Entertainment、No Limit Recordsなど、チャートを独占するようなそうそうたる顔ぶれのアーティストをフィーチャーしてきた大手ラップレコード各社は、団結して全国ヒップホップツアーなど企画したことがなかった。'92年にデュオShowbiz & A.G.としてデビューし、現在Fat Joe、Lord Finesse、故Big Lにより構成される8人のラッパー集団D.I.T.C.のメンバーであるA.G.はその事実をしっかり認識していた。

Ruff Ryders/Cash Money共同公演のオープニングアクトをつとめるヴェテランラッパーA.G.は、このツアーはヒップホップ界にとって大きな意味があると語ってくれた。「だからこのツアーは南北トップアーティストの寄せ集めみたいなもの。このツアーには南部とニューヨークが揃うわけだけど、この両陣営がレコードを大量に売りさばいてるんだ」と彼は言う。「そして、この世界に入ってから11年後にこのツアーに参加するってことは、まだ俺は仲間にリスペクトされてるってことだ。俺はまだまだツアーにでてレコードを買ってくれるオーディエンスを魅了することができるるし、俺がどんなアーティストかお披露目することができる。オーディエンスは俺のパフォーマンスをライヴで観ることができるし、俺はオーディエンスからフィードバックをもらって次のアルバムとか次のステップの方向性を見定めることができる」

米3月28日発売のA.G.のソロデビューアルバム『The Dirty Version』は、故Big Punisher、KRS-One、そしてその他のアーティストをゲストアーティストとしてフィーチャーしている。
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