【イベントレポート】MADEIN、初のショーケースで日本デビュー発表も「MABYのみんなが大好き!」

2025.04.30 07:45

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グローバルガールズグループMADEINが4月29日、東京・Zepp DiverCityにて自身初となるショーケースライブ<MADEIN SHOWCASE LIVE>を開催した。昼夜2部制で行われたショーケースにはトータル約4,000名のMABY(MADEINのファン呼称)が集結。体調不良のためSUHYEが欠席したものの、全18曲が披露されたイベントは、そのポテンシャルの高さを証明するに十分な各1時間半となった。アンコールのMCでは今夏の日本デビューもサプライズ発表された同イベントの模様を、先ごろ公開したオフィシャルレポートに続いて、メンバーコメントを盛り込んだ詳細レポートとしてお届けしたい。

◆MADEIN (メイディン) 画像

MADEINは、Kep1erを卒業したMASHIRO(マシロ)とYESEO(イェソ)、LIMELIGHTでデビューしたMiU(ミユ)とSUHYE(スへ)、サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』で瑞々しい魅力を放ったSERINA(セリナ)とNAGOMI(ナゴミ)といった日本人メンバー4人、韓国人メンバー2人で構成された第5世代ガールズグループだ。

2024年9月3日の韓国デビュー以降、日本では『東京ガールズコレクション』や『ガールズアワード』に参加したほか、TBS『CDTVライブ!ライブ!』、NHK『Venue101」、NTV『バズリズム02」などの音楽番組に出演するなど、日本デビュー前から大きな注目を集めている。Zepp DiverCityにて昼夜二部制で行われた<MADEIN SHOWCASE LIVE>も満員御礼。開演前から期待度の高さが熱気となって場内に充満している。

超満員のMABYが胸を高鳴らせる中、場内の照明が落ち、ステージのスクリーンにメンバーそれぞれが自身の魅力やモットーを語る映像が映し出される。全員の紹介が終わると同時に、爽やかな水色の衣装をまとったメンバーが登場し、客席から歓声が湧き起こった。

MADEIN初のショーケースイベントは、印象的なメロディとキレのあるダンスが映える「LOVE,AFRAID」で幕を開けた。5人の眩いばかりの美しさが光るステージと、カラフルなペンライトを振りながら“MADEIN!” “Oh 왜? Oh 왜?”のかけ声を放つ客席が一体となり、会場は早くも熱気に包まれる。そのまま「STARLIGHT」へ突入して勢いを増していくステージは、ショーケースと冠されているが熱量はコンサートそのものだ。


▲MASHIRO(マシロ)


▲YESEO(イェソ)


▲MiU(ミユ)


▲SERINA(セリナ)


▲NAGOMI(ナゴミ)

「こんにちは、MADEINです!」と興奮を抑えきれない様子で挨拶したメンバーは、それぞれが「会いたかったよ!」「盛り上がってますか? 楽しんでいきましょう!」と声を弾ませる。そして、「<SHOWCASE LIVE>に来てくださってありがとうございます。東京でライブができて本当に嬉しいです。とてもドキドキしています。この気持ちを、素敵なステージでお観せしたいと思います。皆さん、もっと楽しむ準備はできてますよね? レッツゴー!」と元気に呼びかけた。

妖精が舞うかのようにしなやかなダンスが目を奪う「HONESTLY」から、EDMサウンドに乗せて透明感あふれる歌声が響く「UNO」、明るくポップなメロディに美しいハーモニーが重なる「MADELEINE」まで、立て続けにパフォーマンスした。そしてメンバーが一旦去ったステージにMADEINの楽曲を繋いだトラックと映像が流れ、ソロステージへ。

トップを飾ったSERINAは、いきものがかりの「気まぐれロマンティック」を披露。しゃがみ込んだり照れた表情を浮かべたりしながら、揺れる女心をキュートに熱唱した。


▲SERINA(セリナ)


▲NAGOMI(ナゴミ)

続くNAGOMIは、ハートのバルーンの束を手にして、久保田利伸の「LALALA LOVE SONG」をハンドマイクで歌唱。笑顔でMABYに手を振りながらまっすぐな歌声を届けた。YESEOはRADWIMPSの「すずめ」。椅子に腰かけ胸元に手を当てながら綺麗な日本語で情感豊かに歌唱した。


▲YESEO(イェソ)


▲MASHIRO(マシロ)

MASHIROは、Official髭男dismの「Subtitle」をアコースティックギターで弾き語り。感情を紡ぐように繊細な歌声で観客の心を揺さぶった。最後のMiUは、ブリトニー・スピアーズとマドンナによる「Me Against The Music」で、クールかつセクシーなダンスパフォーマンスで魅了。


▲MiU(ミユ)

ソロコーナーは各メンバーの個性を際立たせると同時に、グループとしての多様な魅力や可能性を示した。「これからもいろんなMADEINをお見せしますので、引き続き応援してくださいね」とYESEOが呼びかけて、充実のソロコーナーが終了した。

ショーケース後半は初お披露目となる新曲「EYE TO EYE」でスタート。彼女たちの新たな一面を印象づけると、1stシングル日本限定特典付輸入盤に収録されている「SATURN」へ。スタンドマイクで歌唱した同曲はしっとりとしたバラードチューン。その歌声の美しさもまた彼女たちの大きな魅力だ。

そして、“好きなもの/おすすめ”をテーマにしたフリートークで盛り上がった後、韓国デビューEP『상승(サンスン)』収録曲から「DADARIDA」と「DOPAMINE」を本編最後に披露。パワフルでセクシーでキュート。MADEINのアイデンティティと意志を強く打ち出し、本編ラストにはピンクの銀テープが放出されて場内興奮のまま本編を終えた。

メンバーとオンライントークするようなVCRを挟んで行われたアンコールでは、Tシャツ姿にタオルを手に再登場した5人が、客席に手を振ったりアイコンタクトを取ったりして、ラフなスタイルでファンとのひとときを楽しんだ。

そして、MASHIROが「ここで皆さんに大切なお知らせがあります」と切り出し、少し焦らした後に「私たち、この夏……日本デビューします!」と発表。客席から大歓声が湧き、「おめでとう!」の声が飛び交う。加えて、「日本デビュー曲は、皆さんご存知のあの方に作詞作曲していただきます!」と、さらなる期待を煽った。最後のMCではそれぞれが<SHOWCASE LIVE>の感想を語る場面も。

「皆さん、スタンディングはどうでしたか? 大丈夫かな? みんなが頑張ってくれるから、私たちも最後まで頑張れました。これからもMiUの応援、MADEINの応援をよろしくお願いします」──MiU

「今日はどうでしたか? 最高だと思ってくれたら、私たちも一生懸命頑張って準備したので嬉しいです。これからも素敵な思い出をたくさん作りたいからついてきてください。大好き! ありがとう!」──NAGOMI

「初の<SHOWCASE LIVE>はどうでしたか? トークが多いんじゃないかな?と思っていた方が多いと思うんですけど、私たちはコンサートに近いショーケースを作るために努力してきましたので、幸せな気分で帰っていただけたらなと思います」──MASHIRO

「めっちゃ楽しかったです。みんな、気をつけて帰ってくださ〜い!」──YESEO

「大阪に続いて、東京でもこうして開催することができてすごく幸せです。曲数もたくさんあったんですけども、皆さんの声とか熱気で元気が出たし、改めてMABYのみんなが大好きだなって気づきました。ありがとうございました!」──SERINA

「以上、MADEINでした〜!」という全員での挨拶に続くアンコールラストは、オープニングで披露した「LOVE, AFRAID」。笑顔あふれるハッピーな空間のまま締め括り、感謝を込めて客席に手を振りながらステージを後にした。

圧倒的な歌とダンスとビジュアルに加え、メンバーの仲の良さやバラエティ豊かな個性、そして進化の過程まで伝わる濃密なステージだった。“MADEIN + BY(そばに)”を意味する“MABY”の名前が示すように、底知れぬ彼女たちの魅力を間近で感じることで、会場全体に一層の絆が深まる公演となったようだ。

取材・文◎牧野りえ
© B ZONE, Inc. / 143entertainment

■<MADEIN SHOWCASE LIVE>2025年4月29日(火/祝)@東京・Zepp DiverCity セットリスト

01. LOVE, AFRAID
02. STARLIGHT
03. HONESTLY
04. UNO
05. MADELEINE
06. 気まぐれロマンティック (SERINA)
07. LA・LA・LA LOVE SONG (NAGOMI)
08. すずめ (YESEO)
09. Subtitle (MASHIRO)
10. Me Against The Music (MiU)
11. EYE TO EYE
12. SATURN
13. DADARIDA
14. DOPAMINE
encore
en1. BABY MAYBE CRAZY
en2. TA-DA!
en3. MADELEINE
en4. LOVE, AFRAID

■日本デビュー決定

2025年夏予定

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