【ライブレポート】<LAPOSTA 2025>、JO1とINIのメンバー自らが演出した22公演のソロステージ開催

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JO1、INI、DXTEEN、ME:I、IS:SUEの合同ライブ<LAPOSTA 2025 Supported by docomo>が、1月27日よりスタートした。JO1とINIは、メンバー22名自らが企画・演出を考える特別なソロステージ<LAPOSTA 2025 SHOW PRODUCED by MEMBERS>を1月27日から29日の3日間かけて開催した。本レポートでは、その3日間の様子をお届けしていく。

◆<LAPOSTA 2025> 2日目レポート
◆<LAPOSTA 2025> 3日目レポート

【1月27日 会場:シアターGロッソ/IMM THEATER/後楽園ホール】

◾️JO1/川尻蓮 <Give me your day> 会場:シアターGロッソ


川尻はこの1時間の公演を1日に例え、朝昼夜のブロックに分けパフォーマンスを構成していた。“あなたの一日をください”という意味のタイトルには、「1日くれればもっと僕のことを知って好きになって後悔させない、好きになってくれる。ぼくのことをもっと好きになってもらえる日にするから、あなたの1日を僕にください」という意味を込めたという。

VCRが明け、早速ステージ中央の階段に川尻が登場すると大歓声が巻き起こる。川尻のオリジナル曲「DAYBREAK」では朝を、「PANCAKE」では昼を表現し、明るく爽やかにパフォーマンスしていく。得意とするダンスや表現力で湧かせ、チャーミングな表情を見せる度に歓声が上がっていた。「11人の時はみんなに助けられてるんだなって、改めて感じました」と一息つくと、オリジナル曲の制作秘話など和やかにトークし、会場全体が笑顔に包まれた。パフォーマンスに戻ると、ダンサーと揃った美しいダンスで魅了し、繊細に楽曲の世界観を表現していく。さらに、「この曲を流せば、彼が来るんじゃないかな?」と呼びかけると、 JO1のライブツアーのユニットで披露していた「BINGO」のイントロがスタート。ステージ中央奥から“T.K” ことメンバー・川西拓実が現れ、 2人ならではの空気感漂う会話のように息の合ったラップパフォーマンスを魅せた。



ラストを飾ったのは、今回の公演で“夜”にあたるアッパーチューン「Knock Out」だ。川尻は「初めて披露するんですけど、みんなと一緒に歌いたい!」と練習をすると、サビを一緒に歌い、大きくペンライトを振って盛り上がる。曲の最後には金テープも発射され、最高潮にヒートアップ。最後に、「LAPOSTA はまだまだ続きます、最後まで楽しんでいってください! 川尻蓮でした! ありがとう〜」と締め、ステージの端から端まで「バイバーイ!」と手を振って幕を閉じた。

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◾️JO1/白岩瑠姫 <Who am i?> 会場:IMM THEATER


白岩は自らが影響を受けた90年代ロックの音楽をステージに詰め込んでいた。白岩が10年来の付き合いであるバンドメンバーと共に、全編バンド形式で行った公演<Who am i?>は、“白岩瑠姫”という存在を証明するために付けられたタイトルであり、“観客の皆さんのそれぞれの捉え方で、 1人のアーティストとしての白岩瑠姫のステージを感じてもらえたら”と、白岩自身が思いを巡らせながら作り上げた公演だという。

JO1がサンリオと共同開発したキャラクターで、白岩が生み出した「RURU」がステージ上で見守る中、自身の思いを込めたオリジナル曲を立て続けに披露し、 JAM(JO1のファンネーム)を湧かせた。なかでも、 JO1のYouTube 企画「PLANJ」で公開し、150万回再生を突破している楽曲「ひまわり」では、サビを会場全体で歌い、大盛り上がり。本編のラストにはスキー場で撮影したミュージックビデオが話題の「FOUR SEASONS」を初披露した。



そしてアンコールに呼ばれた白岩は、装いを新たに再登場。事前に募集した質問に答えるコーナーでは、「こうやって皆さんの前
でたくさんトークをすることないから、すごく新鮮ですね」と楽しそうに多くの質問に答え、コミュニケーションを交わす。さらに、「願いが叶うなら?」という質問には、「今日来られなかった方もたくさんいるので、僕のことを好きだと、パフォーマンスを見たいと思ってくれる方を、もっとたくさん集めてまたすぐステージをしたい」と話し、ファン思いな白岩らしく語った。最後には、「ひまわり」のミュージックビデオの制服衣装を纏ったバンドメンバーをステージに呼ぶと、もう一度「ひまわり」を歌唱。「まじで幸せだった、ありがとう!またすぐ会いましょう。約束します。」という言葉でライブを締め括った。
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◾️INI/木村柾哉 <Unknown Adventure> 会場:シアターGロッソ


木村は、<LAPOSTA 2025 Supported by docomo>の全体コンセプトが海賊だったことを受け、自らのソロステージも何か本編に繋げたいという考えから、“海賊を夢見る少年が、海に出るまでの未知の冒険”をテーマに公演を企画。初めてのソロステージということで、「この冒険が1つの挑戦、1つの分岐点になれるように」「ファンの皆さんも自分でさえも想像が付かない旅になるのではないか」という思いから公演タイトルを<Unknown Adventure>にしたという。

海賊風の衣装に身を包んだ木村が登場し、1曲目は「曇りのち、快晴」でスタート。メンバーカラーである黄色いペンライトが会場を彩り、あたたかな空気に包まれていく。そして「このライブは多幸感あふれるライブにしたいと思い、皆さんが帰るときには『はぁ、もう幸せ』と1回転しちゃうくらいの満足感で帰ってもらいたいです!」と公演に込めた思いを伝えた。続けて、INIの楽曲をセルフカバーで披露し、ダンサーとともに息の合ったパフォーマンスで魅了。観客もリズムに合わせてペンライトを振ったり、手拍子で盛り上げていく。その後、黒で統一された装いで再登場すると会場の空気が一変。ダークな雰囲気の中、初披露となる「spacetime#3 ALIEN」で、高いダンススキルを存分に発揮した。なお、このパフォーマンスは公演後にYouTubeでもダンスビデオが公開されているので、是非チェックしていただきたい。



ラストは、自身で作詞した「ツナグ」を披露。木村は「僕の人生の中で何度か作詞をしてみたこともあったんですけど、世に出るこ
とは全然なくて。今回初めて披露したいと思います。みなさんの日常の中で少しでも背中を押せるように気持ちを込めて作った曲
です」と伝えると、想いを込めて力強く歌い上げソロステージの幕を閉じた。

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◾️INI/髙塚大夢 <Echoes.> 会場:IMM THEATER


髙塚のソロステージは、会場の入り口に自宅で育てている観葉植物を展示しており、「“緑”と“音楽”という自身のアイデンティティのようなものを会場に丸ごと詰め込みました!」とこだわりを明かしていた。

先日YouTubeに公開した、INIの3rdシングル「M」の収録曲「STRIDE」のアレンジバージョンで登場すると、拍手で迎えられた。鳥の優しいさえずりが聴こえたり、ステージも森の中をイメージした緑いっぱいのセットにし、「メンバーカラーである水色のペンライトの光とステージの緑が合わさった“秘境”のような空間を作りたかった」と話すと、会場全体が温かな空気に包まれた。そして、「カタオモイ」や「花占い」などVaundyの楽曲をカバーし、髙塚らしく芯のある高音の歌声を響かせ、会場を魅了していった。バンドメンバーについては、ステージの準備をする過程での小話を交えながら一人一人丁寧に紹介。髙塚が嬉しそうに話す姿に、MINI(INIのファンネーム) にも自然と笑顔が生まれていく。ライブも終盤に差し掛かり、「INI・髙塚大夢、初めてのオリジナル曲を披露します!」と発表すると、この日一番の大歓声が起こる。そして、自分の周りにいる人たちのことを考えながら作ったという「Piece」を披露し、髙塚の想いを観客の届けた。



最後は、自らが主役の声優を務めたウクライナアニメーション映画『ストールンプリンセス キーウの王女とルスラン』の日本語吹替版主題歌であり、作詞も髙塚が務めた「My Story」で締めくくり、全曲バンド編成で10曲の歌声を響かせたステージとなった。

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◾️INI/西洸人 <KiDS> 会場:後楽園ホール


<KiDS>というタイトルで今回のソロステージを披露したのは、楽曲制作などを通して、自分自身に対し「まだまだ子どもなんだな」と思ったことがきっかけだという。そんな西のステージは、楽曲/DJMIX/振付/映像/ステージと細部にまで西のこだわりがぎっしり詰まった公演となった。

セットは公園をモチーフにし、芝生やタイヤの遊具などポップで西らしく遊び心のある雰囲気に作り上げ、お客さんも期待に満ち溢れた表情を見せる。大歓声に迎えられ、DJブースに西が登場すると INIの楽曲をリミックスで披露。そこへバックDJとしてOKAMOTO'S・オカモトレイジがゲストで登場し、西がパフォーマンスするステージに花を添える。サプライズはこれだけにとどまらず、2人目のゲスト、青山テルマが登場。 1月22日にデジタルリリースされ、西がフィーチャリング参加した楽曲「はい? feat.NISHI HIROTO (INI) 」 を初披露した。2人の織りなすノリの良い楽曲に合わせて、観客はペンライトを掲げて体を揺らしながら音楽を楽しむ様子も。その後も、ソロステージのために西が作詞作曲を手掛けたオリジナル曲10曲をバックダンサーとともにパフォーマンスしていった。オリジナル曲「KATAKI」では、フィーチャリング参加しているメンバー・池﨑理人と田島将吾がゲストとして出演し、 3人で歌い上げるなど、サプライズ続きに会場のボルテージもMAXに。



最後の挨拶では「音楽の力ってすごいなって思いました。これは僕の大好きな人と作ったものです! 僕はいつまでも<KiDS>です! こんな子どもですけど、これからもずっとずっと大人にさせていってください!」とコメントした。西の頭の中を具現化したような本公演は「普段お世話になっている人や友人など、自分を<KiDS>にさせてくれる周りの人達と作り上げたい」という想いのこもった、西
らしさが存分に詰まったソロステージだった。

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