【ライブレポート】INI、MINIと絆を深めた3カ月。ファンコンツアー完走

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INIが<2024 INI FAN-CON TOUR [FLIP THE CIRCLE:After Party]>最終公演を、11月22日に沖縄・ミュージックタウン音市場で開催した。

◆ライブ写真

9月にスタートした本公演は、自身最大となる11都市をめぐる<2024 INI FAN-CON TOUR [FLIP THE CIRCLE」>の“After Party”として、ツアー本編の20公演に加え鹿児島・沖縄で全3公演を開催。


大歓声の中INIのメンバーがステージに登場し、最新シングルのタイトル曲「WMDA(Where My Drums At)」でAfter Partyがスタート。田島将吾が「沖縄盛り上がっていこうぜ!」と煽り、「MORE」「LOUD」と激しいダンスナンバーで序盤から迫力あるパフォーマンスを披露するとMINI(ファンの呼称)も大きな掛け声で応える。


会場の熱気が一気に高まる中、 髙塚大夢が「今日がラストですからね! 思いっきり声出す準備できてますか!」とさらに盛り上げ、ツアーの振り返りコーナーへ。メンバーもステージで一緒に本編のダイジェストムービーを見ながら「もう懐かしい!」と、楽しそうに思い出を振り返った。

「Brighter(Orchestra Ver.)」では、INIがオーディションで選ばれた瞬間からこれまでの軌跡をなぞったアニメーションがスクリーンに映し出され、MINIへの想いを込めて歌い上る。11人がINIとして歩み出し、さまざまな経験を重ねなが ら初の単独ドームという夢の舞台に立った思い出深い京セラドーム公演や、自身初のミリオン達成など大きな目標に向かって共に進んできたシーンが描かれている。その活躍のそばにはいつもMINIの存在があり、MINIの声に励まされ支えられているINIの姿も描かれており、INIにとってMINIがかけがえのない存在であるということが伝わってきた。


最新シングルから「ONE NIGHT」を披露すると、肩をしなやかに回す振り付けや床を使った色気のあるダンスで魅せ、サビの部分では至る所から歓声があがった。松田迅が「ニューシングル『THE VIEW』から、今回のAfter Partyのためにこの曲を用意しました。たくさん7thシングルも盛り上げてくださってありがとうございました」と前作に続き、好調の出荷枚数を記録している7thシングル活動への感謝の気持ちを述べた。

ラストは激しいダンスにラップ、力強い低音パート、のびやかなボーカルとINIらしさが詰まった「BOMBARDA」でステージを締めくくると、熱気に包まれた会場は興奮冷めやらぬ様子で、「INI! ハーイヤー!」「INI! イーヤーサーサー!」と沖縄らしいコールが響き渡った。


メンバーが再び登場し「Yummy!!」「T-Shirt」を披露し、最後の挨拶では佐野雄大が「今日でツアーが終わってしまうんですけど、今回のツアーはいろんな場所に行って、いろんなライブの形があって本当に色とりどりのライブができたのではないかなと感じています。地方のたくさんのMINIに会えたことが、僕にとって今回の一番の宝物になったと思っています」とコメント。

木村柾哉は「皆さんのおかげで無事にAfter Partyまで走り抜けることができたよ、ありがとう! 今回ツアーをまわりながらMINIに会えることってこんなに幸せなんだと改めて感じて、色々と考えさせられる公演だったなと思っています。今回は(⻄)洸人とか(松田)迅も地元に帰ってこれたんですが、次は(許豊凡の出身地である)中国も行きたいです。この<FLIP THE CIRCLE>という公演の名に相応しいライブができた気がしていて、皆さんの愛もたくさん感じたし、僕も愛を届けたので今後もついて来てください!」と今後の抱負を語った。

また、沖縄出身の松田迅は「ただいま!(MINIからおかえりという声を聞いて)あったかいね〜。最終日が終えられて感謝です。なかなかただいまって言える機会がなかったので、特別な気持ちで幸せになりました」と、感極まって言葉を詰まらせながらも感謝の気持ちを精一杯伝えた。その後も会場からアンコールの声が鳴り止まず、急遽ダブルアンコールへ。木村初主演映画の主題歌「Break of Dawn」を歌い上げ、名残惜しそうに手を振りながらステージを後にした。


今回のツアーは、メンバーの出身地や初めて訪れる都市も多く、ファンコンならではの演出もたくさん盛り込み、MINIとの絆を強固なものとした。INIからMINI、MINIからINIという想いがひとつの輪になっており、その例年のコンサートでできた輪を“めくる、ひっくり返す” ことでいつものコンサートとはまた違った一面をお届けするというテーマのもと、13都市23公演(After Partyを含む)を誰一人欠けることなく完走。ツアー期間の11月3日にデビュー3周年を迎え、4年目に突入した11人のさらなる飛躍を期待させるツアーとなった。

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