【ライブレポート】GENERATIONS、新体制6人での初全国アリーナツアーを開催。香取慎吾、木梨憲武らのサプライズ登場も

GENERATIONSが、約9ヶ月振りのアリーナツアー＜GENERATIONS LIVE TOUR 2024 “GENERATIONS 2.0”＞で10月14日、15日の2日間にわたり国立代々木競技場 第一体育館で開催した。今回は全国7都市12公演を巡るツアーであり、新体制である6人では初めてのツアーになった。

◆GENERATIONS ライブ写真

2024年前半は、それぞれがソロ活動を中心にしながらも感性を高め、さらなるパワーアップを遂げたGENERATIONS。そんなメンバー6人での初のライブを観ようとDREAMERS（ファンの総称）が全国各地から会場に駆けつけた。

冒頭からGENERATIONSの魅力溢れるオープニング映像が流れ、会場の熱気が一気に上昇する中で、「Evergreen 2.0」のイントロと共にメンバー6人が登場する。「Evergreen」は2015年5月にリリースされ、DREAMERSの間で名曲として語り継がれている1曲。それが今回のツアーのためにリアレンジされ、さらに壮大感を増した楽曲に仕上がっていた。新たな歴史の1ページを捲るようなパフォーマンスに、DREAMERSの大歓声が会場中に響き渡った。


ライブ中盤に差し掛かると、ボーカル・数原龍友、片寄涼太がそれぞれのソロ楽曲を披露。数原龍友は全編英語詞の「Pacific Love Memories」を歌い上げ、相変わらずの甘い歌声と共に、曲の最後にはブルースハープの演奏も聴かせた。

一方、片寄涼太は8月21日にリリースした自身初のCDシングルから「今夜はブギーバック feat. eill / prod. Shin Sakiura」を披露する。10月15日公演ではスペシャルゲストとしてフィーチェリングで参加したeillが登場し、息のあった掛け合いでミュージックビデオの世界観から飛び出したようなパフォーマンスを魅せた。

本編のラストを飾ったのは、体操ニッポン応援ソング「エンドレス・ジャーニー」で、DREAMERSに勇気を与えるパフォーマンスとなった。


両日ともアンコールは「Y.M.C.A.」の歌唱で盛り上がっていたが、10月14日公演ではスペシャルサポートメンバーとして数原龍友に扮した香取慎吾が登場。数原龍友の髪型やひげ、服装を完全再現しており、「数原“慎”友です！」と会場は笑いに包まれていた。数原龍友本人にはその登場を知らされておらず、あっけに取られた様子で崩れ落ちながらも、香取慎吾と共にハイテンションでステージを躍動した。

その後、香取慎吾は「僕が一番好きなGENERATIONSの曲です！」と叫び「DREAMERS」を披露する。さらに、香取慎吾のソロ楽曲「東京SNG（読：トウキョウエスエヌジー）」をGENERATIONSメンバーと共に歌い、「また一緒に遊ぼうね！」「愛してま〜す！」とDREAMERSに元気を与え、会場を後にした。


続いて10月15日公演のアンコールでは、「Y.M.C.A.」の歌唱中に木梨憲武が突如として現れ、ド迫力の歌唱で会場を大いに沸かせた。

さらに、木梨憲武の「62歳HIPHOP始めました！」という掛け声から、人気ラッパー・AK－69を呼び込み、続くビックサプライズに会場内の歓声は鳴り止まない。盛り上がりはそのままに、10月30日リリースとなる木梨憲武の3rdアルバム『木梨ソウル』から「No Limit feat AK-69」を披露。

誰も予想ができないコラボレーションに、DREAMERSは興奮を隠しきれず、激しく手を振って最高潮の盛り上がりを見せた。最後は「手を差し出したのに、引っ込めるのだけ止めて!?　でもありがとう！ またね！」と笑いを残し、ステージを後にした。



公演最後のMCでは、「いろんなエンターテイメントでDREAMERSのみんなを楽しませられるように、これからも頑張ります！」と片寄涼太が語り、数原龍友も「いつも、DREAMERSのみんなからパワーをもらい、俺達の居るべき場所はココだなと感じています。本当に今日はありがとうございました！これからも宜しくお願いします！」と感謝の言葉を述べた。

さらに開演前の取材で、小森隼は「ツアーを重ね、自分たちのやっていることに間違いはなかったのだと実感しています」と語り、日本最高峰のエンターテインメントを香取慎吾、木梨憲武、AK-69、GENERATIONSによってDREAMERSへ届けられた。

また、白濱亜嵐も「今回のツアーで多くのゲストの方にお力添えをいただき、大変嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです」と、これまで出演したスペシャルサポートメンバーに感謝の気持ちを述べていた。

彼らは今後も世の中に様々な、心踊るエンターテインメントを見せてくれるはずだ。これからのGENERATIONSの希望に満ちた公演となった。