次世代チル系シンガー・Mel、初の海外公演含む1stライブツアー開催目前。“Melライブ”の楽しみ方とは?

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「チルなビートと優しい声で言葉を紡ぐ次世代チル系シンガー」として 2020年に音楽活動を開始したMel。

2021年1月にリリースの「彗星と街」は、2021年Spotifyのバイラルチャート入りストリーミング総再生回数1000万回再生突破。2024年3月に自身初のアルバム「ノンフィクション」を配信リリースし、その後TVドラマ『恋をするなら二度目が上等』のオープニング主題歌に、アルバム収録曲「コヨイノウタ」が抜擢された。さらに4月、TVドラマ『25時、赤坂で』にて書き下ろし新曲「東京ナイトロンリー」がエンディングテーマに起用。

4月28日には自身初のワンマンライブ<Mel 1st ONEMAN LIVE 『Fiction→Non-Fiction』>を開催し、表情は隠したステージングではあったものの、ここで初めて人前に姿を現した事となった。

7月のA夏目氏との全3か所ゲスト出演を行い、勢いのままに10月、自身初の海外公演を含む計3か所のワンマンツアー<Mel 1st Live Tour《STEP》>を開催する。

ドラマのタイアップにより国内は勿論のこと東南アジアを中心に彼の楽曲が広がりを見せていく中、本ツアー内の台湾プロモーターである華貴娯楽(Gorgeous Entertainment)からの熱烈なアプローチを受けて海外公演が実現。

中国のSNS・Weiboも今夏に開設されると数か月で約3万フォロワーを樹立。先日行われた自身初のbilibili生配信番組ではゲスト出演に駒木根葵汰氏、通訳としてVtuberの牛野るむ氏を迎え、約1時間の配信であったものの約5000人の合計視聴者数記録を打ち立てる。

グローバルに活躍の場を魅せるMelの“ライブ”について、ミニインタビューをお届けする。

   ◆   ◆   ◆

──国内外と楽曲が広がっていますね。

Mel:タイアップ作品などを通して様々な方に自分の楽曲が聴かれていることにとても嬉しく思うと同時に、皆さんの期待に応えられるような作品をこれからも作り上げようと改めて気を引き締めようと思いました。

──ドラマ『恋をするなら二度目が上等』『25時、赤坂で』と2作のタイアップソングを任されましたがその時の心境はいかがでしたか?また楽曲「コヨイノウタ」「東京ナイトロンリー」に込めた想いは?

Mel:タイアップに対して、自分自身解像度の低いイメージでして、どのような形になるのだろうと思っていましたが、映像作品の中に自分の楽曲が一つの要素として入っていることに、とても感動しました。そして二曲とも作品に沿った繊細な心情を綴った楽曲になってるので、今沢山の方々に聴かれていることに感謝はもちろんですが、「自分の成長」と言った意味では納得した楽曲になっています。

──8月には新曲「サマーメイド」をリリースしましたが、夏をテーマにした楽曲は初めてですか?

Mel:夏をテーマにしたのは初めての試みでしたが、自分自身、夏に囚われることなく、どの季節に聴いても馴染むように作りました。なので夏にはもちろん他の季節にもたくさん聴いていただけると嬉しいです。

──今年からライブ活動を始めてまだ日が浅いかと思いますが、“Melライブ”を楽しむポイントを聴かせてください。またファンの方へのおすすめのライブの楽しみ方も教えてくれると嬉しいです。

Mel:自分も初めてなので色々と模索中ではあるのですが、何よりも、「伝える」ということを意識してライブに取り組んでいるので、お客さんには「感じる」を意識した上で自由に楽しんでくれたらと思っています。

──初のワンマンツアー<STEP>ですが、自身初の海外公演も含まれますね。

Mel:ライブも自分自身も初海外なので、とてもワクワクしていますし、台湾でしか得られない経験を沢山できたらと思っています。

──ツアーのセットリストは明かせないものの、披露が予想される各楽曲に関してエピソードを交えながら紹介してください。

Mel:
「彗星と街」
自分自身が音楽で生きていこうと決めた楽曲です。なので自分にとってもかけがえのない思い出の一曲になっています。



「神様の運命論」
当たり前にある日常を当たり前と思いすぎていた自分の後悔を昇華するために作りました。今となってはいい思い出ですが、アレンジdemoが送られて夜に1人で聴きながら涙した思い出があります…。



「コヨイノウタ」
「別れ」に対してほとんどの方が「一本の糸が切れた」みたいなイメージだと思っていて、でも僕は「一本の糸の終わり」と思っていて、要するに「別れ」っていうものは決して悲しいものではなくて、こうゆう運命だって言っちゃえば、ある意味最後まで共にすることができたという考えもあるんじゃないのかなっていうのを自分なりに噛み砕いて作品にした曲になっています。



「東京ナイトロンリー」
自分が初めて東京に居る時に作った曲です。なので慣れない東京の中で感じた入り混じった感情に、タイアップ作品のテーマを馴染むように落とし込んで作った一曲で、普段と違う制作環境と言うこともあり、この曲を聴くと、他の人の曲のように感じる事があります(笑)。



「サマーメイド」
この曲は人魚姫をテーマにした楽曲です、人魚姫は人間と姿形が違うことに悲観的になっていますが、誰かにとっては、その姿形は羨ましいものだったり、何か人と違うという事は一概に悪いことでもなく、美しく素晴らしいものなんじゃないと思った事がきっかけで割とすぐ完成した曲です。たくさんの人が救われる曲になればと思います。



──今後のMelの活動について教えてください。

Mel:今後は、来年には1年ぶりのフルアルバムを出せるように沢山ライブ経験をしつつ楽曲制作に励みたいと思っています。また自分自身新たなSTEPを踏めるような年にしたいと考えています。

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