[Alexandros]、菅田将暉主演『Cloud クラウド』インスパイアソングの映画版スペシャルMV公開

映画『Cloud クラウド』と[Alexandros]が手がけたインスパイアソング「Boy Fearless」のコラボによるスペシャルミュージックビデオが公開となった。

◆[Alexandros] 動画 / 画像

黒沢清監督が、主演に菅田将暉を迎えた『Cloud クラウド』は、“誰もが標的になりうる”日常と隣り合わせの恐怖を描いたサスペンススリラーだ。『第81回ヴェネチア国際映画祭』でのワールドプレミアに続き、『第49回トロント国際映画祭』での北米プレミア、そしてアジア最大級の映画祭『釜山国際映画祭』への出品が続々決まったほか、『第97回米国アカデミー賞』国際長編映画賞の日本代表作品にも選ばれるなど、ますます盛り上がりをみせている。

ミュージックビデオでは、主人公・吉井(菅田将暉)の“転売屋”としての日常の姿と、知らない間に“狩りゲーム”の標的となってどんどん日常が壊されていく姿が、交差するように映し出される。吉井を狙う“匿名の集団”の姿も一部明らかとなり、彼らが手にしているのは銃。窮地に追いやられる吉井はやがて壮絶な銃撃戦へ巻き込まれていく。“誰が誰を狙っているのか、どこから狙われているのか”。息をつかせぬスリルが、その世界観を拡張させる楽曲とともに展開していく映像だ。

ミュージックビデオのラストには、吉井の心情を表現した楽曲のワンフレーズ“I won't hesitate to shoot (俺は容赦なく撃つ) CLICK(クリック)”とリンクさせて、吉井が銃を構えた姿で完結。これまで怯え逃げ惑っていた吉井が一変、銃口を向けた鋭い表情に注目だ。前半のひたひたと冷徹なサスペンススリラー、後半のソリッドなガンアクションと、劇中でテイストが変態する『Cloud クラウド』。その映像世界の一部が体験できるミュージックビデオに仕上がっている。


[Alexandros]の川上洋平は、'90年代に黒沢清監督の『CURE』と出会って以来、黒沢作品の大ファンだそうだ。以下に、川上洋平、菅田将暉のコメントをお届けしたい。なお、「Boy Fearless」は9月18日リリースの[Alexandros]のCDシングル｢SINGLE 2｣に収録されている。

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「軽快な低音から始まるスリルと色気のある声が脳みそに直接語りかけてきて頭から離れません。ノレたり怖くなってきたりまた踊れたり、、。映画「Cloud」とのセッションが楽しみです」
──菅田将暉

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▼黒沢清監督作品への楽曲提供について
「光栄でした。黒沢清監督は『CURE』からのファンです。今までの作品ももちろんですが、本作も大好きでした。この映画の曲を作るのかと思うと興奮してすぐに地下室に篭り作り始めました」

▼『Cloud クラウド』の感想
「最高に不気味なアクションムービー。ジワリジワリと危険に晒されていく主人公にいつのまにか自分を重ねてしまいました。そしてこの映画は怖さに加えてとにかくカッコいい。そこが黒沢清監督としては新鮮でしたね。そして役者さんたちがとにかく良い味出してましたね。菅田将暉さんを始め、役者さんたちの新たな一面が観れるはずです」

▼楽曲「Boy Fearless」制作について
「この映画の不気味さをどう表現しようか、と考えた時にまず思ったのが「捲し立て」でした。
主人公が転げ落ちていく様をヒップホップというよりはグライムと呼ばれる英国特有のラップの風味を取り入れてみました。さらに不協な音を所々まぶしております。ライブでもアガるようなトラックになりました。ぜひぶち上がってください」

──[Alexandros] 川上洋平

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