離想宮、新曲「アンヘドニアの森」配信開始&MV公開。都会の夜に生きる若者の心情を描く
自作を「闇のみんなのうた」と銘打ち、1曲ごとに違った音楽性を纏うジャンルレスな楽曲群、人間の感情を鋭く描いた歌詞、可愛らしいながらもどこか毒のあるMVのアニメーションやアートワークが特徴的な作品作りを行う離想宮。
5月22日にシングル9作目となる「アンヘドニアの森」の配信がスタート、同日20時にミュージックビデオが公開された。
◆「アンヘドニアの森」MV
本作は、喜びの喪失を表す「アンヘドニア」という心理学用語を冠し、都市のビル群や人の群れ、人間一人一人の感情の乱立を「森」と表現したという。今作も作詞作曲、編曲、MVともに離想宮が全てひとりで担当している。
本人が「あえてシンプルにピアノだけを鳴らしたかった」と語るピアノサウンドの巧みさや、都会の夜に生きる若者の心情をストーリー仕立てで描き「一緒に行ってくれませんか」と訴えかける歌詞が聴きどころとなっている。
ミュージックビデオは、敢えてシンプルに構成されたループするアニメーションと、無機質な表情を浮かべる手を引くふたりが印象的な作品。反面、殴り書きのようにも思える歌詞が、視聴者に対し、曲の持つ世界観を直接的に訴えかけてくるようにも感じ、その不安定さが逆にぐっと引き込まれる内容となっている。
リリース情報
「アンヘドニアの森」
配信リンク:https://lnk.to/risoukyu_anhedonia